外壁

伝統工法では土壁の外に漆喰などで上塗りをします。このままでは雨が心配という箇所では地面に近いところを羽目板で隠します。これは土蔵でも同じです。

羽目板の寿命は30-40年くらいでしょうか。見た目が悪くなるだけでなく、土壁に雨がしみ込んで木構造まで湿気てしまうので、張り替えをする必要がありました。

現在では金属系のサイディングを不燃材と組み合わせる、あるいはセメント系のサイディングが多く使われます。塗装仕上げが健康な状態であれば寿命は30-40年くらいと思われます。雨風をしのぐだけならもっと古くなっても不都合はないでしょうが、気を付けたいのはサイディングの面材に構造強度を期待している場合で、そうした場合には材料が劣化する前に取り替えが必要です。

サイデイングの継ぎ目をコ−キングで防水している場合には10年程度が保証期間というものが多いので、10年程度でコ−キング／塗装となることが考えられます。木枠などがあれば壁塗装の前に3-5年で枠だけ塗ってやると安心です。

土壁の代わりにリシン吹き付けなどということも行われます。この場合も10年程度で補修／塗装と考えれば確実です。

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