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ぺんぎんさん

Linux のお部屋

Linuxは、 PC-AT互換機 や FM-TOWNS などで稼働するフリーの PC-UNIX です。 現在では Linux に関するページは数多く存在しているので、 ここでは「ちょっと変った物」を書きたいと思います(^^;。

since 22, Feb 1997.

【お約束】 ここに書かれている設定や方法は、 私が試行錯誤によってみつけたりしたものがほとんどです。 全くの無保証ですので、自己責任でやってくださいね。 転載に関しては、 このお約束に従います。

絵は Linux 上の GIMP, SANE を使って描きました。


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しょうちゃんの Linux 環境

ここでは、私の使っているマシンなどを書いてみます。
Linux のバージョンアップの追いかけが趣味ではないので、 ずいぶん長く、Plamo 1.44 の libc5, mule, fvwm-1.24R と一昔前の環境を使っていましたが、 現在は、Kondara の glibc2, xemacs, gnome, KDE に移行中です。 最近の distribution は gnome などでデスクトップがにぎやかになったのは良いですが、 リソースも大食いになったので TOWNS とか i486機には入らないですね。
(昔は Linux-1.x slackware-2.x で MO一枚 230MB に全部入ったのになぁ) Plamo 1.44 ぐらいが i486機には丁度いいかも。

ちなみに、私は 90% くらいの割合で Linux を稼働させています。 特に FMV-475NL/S は毎日、家と会社を往復しながら、 メイルの管理や通信に使ってます。
残り10% は主に Windows 95 ですが、 これはスクリーンセーバー(まるごと姫ちゃん等)を見る時 や MSIE で Webページの表示確認、To Heart で遊ぶ時に起動します(^^;


メモリテスト

よく知られているように、AT 互換機ブート時の BIOS による メモリテストは単純なので、あまり信用できません。 BIOS のメモリテストをパスしてしまった 不良メモリ を 知らずに使っていると、OS の不安定動作やファイル破壊などの原因になります。

そこで、メモリを完全にテストするために Memtest86 - A Stand-alone Memory Diagnostic (primary site) というツールが使えます。これは OS からは完全に独立したプログラムになっていて、 LILO や フロッピから(vmlinuz や MS-DOS のように)ブートすることができます。 非常に時間がかかりますが、不良メモリを確実にみつけることができます。

私の場合は Sharp Mebius のメモリを増設してから、以下のような状況でした。

BIOS のテストではメモリのエラーは全く出なかったので、 最初はハードディスク不良と考えて何度もフォーマット(mke2fs)等を 行なっていました。ところが ある日 MO を使用しても同様のエラーが出たので、 やっぱりメモリが怪しいと判断したわけです。

そこで Linux Users ML で、メモリチェックツールはありませんか? と質問したところ、このMemtest86 を教えていただいたというわけです。

Memtest86 でチェックすると、増設メモリの 2,3 bit が時々化ける ことがわかりました(^_^;。 不良メモリの交換後は、快調に Linux が動いています。

Epson GT-7000 WINS の利用方法

Epson の新しいスキャナ GT-7000 WINS を購入したので、 Linux で利用できるかどうかイロイロ試してみました。 基本的に従来の 600dpi GT-9500 と互換があるようです。 ただし、SCSI の問い合せで返答する文字列が違うので、 古いドライバによっては、そのままでは動作しませんから注意が必要です。 次の二つのドライバから利用できることを確認しています。

SANE-0.74

SANE-0.74 の Epson ドライバは、GT-7000 の SCSI 返答文字列に対応済なので基本的に OKですが、 dll.conf を修正する必要があります。 以下のように apple ドライバをコメント(#を頭に付ける) にして無効にしておかないと、 自動認識で (apple ドライバに引掛るので) うまく行きませんでした。 ddl.conf では使わないドライバはコメントにしておくのが無難だと思います。
/usr/local/etc/sane.d/dll.conf:

# enable the next line if you want to allow access through the network:
#net
#apple
artec
canon
coolscan
dc25
dmc
epson
#hp
#microtek
#microtek2
#mustek
#pint
pnm
#qcam
#s9036
#snapscan
#tamarack
#umax

ep_scan-0.1

ep_scan-01.tar.gz を GT-7000 で使用するには以下のパッチを当てて, ep_scan を作り直します:

*** ep_scan.c-- Sun Sep 13 16:08:23 1998
--- ep_scan.c   Sat Sep  5 20:00:35 1998
***************
*** 532,537 ****
--- 532,542 ----
             j =1;
             break;
           }
+          if(strncmp(&inq_str[SCSI_OFF+8],"EPSON   SCANNER",15) == 0)
+          {
+            j =1;
+            break;
+          }
         }
         close(fd);
       }

ep_scan-01 では、 スキャナを探す時に /dev/sg[0-7] を見るのですが Linux の distribution によっては、 /dev/sg[a-h] に SCSI デバイスがあるので、検出できません。 そこで、私の場合は、/dev/sg2 (SCSI ID=2 がスキャナの場合) -> /dev/sga と シンボリックリンクを張って対応させました。


X Window 640x200 計画 for FMV-475NL/S

Fujitsu FMV-475NL/S (FMV-BIBLO , B5 サイズノートパソコン) 上の X Window System (XFree86 Version 3.1.1) で、 640x200 dots などの低解像度を表示する方法について説明します(笑)。

200 ラインは、もとの XF86Config にもある設定なので、 どうということもないのですが、 DSTN液晶(640x480dots) で 400,200,240 ラインが表示されるのは面白いです。 なつかしい Fujitsu FM-7, Sharp X1, NEC PC-8801 等を思い出して みるのもいいでしょう。

ただし FMV-475NL/S 以外のノートパソコンで、このような設定が うまく動作するかはわかりません。 (参考までに、しょうちゃんの /etc/XF86Config for FMV-475NL/S を見てみる)

    HorizSync	30-64         # multisync
    VertRefresh 50-75


# 640x400 @ 70 Hz, 31.5 kHz hsync
Modeline "640x400"     25.175 640  664  760  800   400  409  411  450
# -- my (Low res Double scan modes)
# 640x200 @ 70 Hz, 31.5 kHz hsync
Modeline "640x200"     25.175 640  664  760  800   200  204  205  225 Doublescan
# 640x240 @ 60 Hz, 31.5 kHz hsync, 4:3 aspect ratio
Modeline "640x240"     25.175 640  664  760  800   240  245  246  262 Doublescan


Section "Screen"
    Driver      "svga"
    Device      "FMV-475NL/S"
    Monitor     "DSTN"
    Subsection "Display"
        Depth       8
        # Omit the Modes line for the "Generic VGA" device
        Modes       "640x480" "640x400" "640x240" "640x200"
        ViewPort    0 0
        # Use Virtual 320 200 for Generic VGA
        Virtual     696 650
    EndSubsection
EndSection

このような設定を行なった後、 [Ctrl]+[Alt]+[+]/[-] (実際には FMV-475NL/S のキーは [Ctrl]+[Alt]+[Fn]+[;]/[P]) で、X Window の表示モードを切り替えてみましょう。

なおこの時、FMV-475NL/S では [Fn]+[F5] を押すことにより、 400,200ラインモードでフルスクリーン表示するかどうか BIOS 設定を変更できます。 でも Virtual を指定しているときはスクロール動作があやしいです(^^;。


非EIDEマシンのハードディスク換装

古いノートパソコン等では、ハードディスク(2.5インチ)の容量不足なために 換装を行なう方が多いと思います。 ここでは、BIOS が EIDE に対応していないマシンに EIDEディスクを換装するときの、Linux 等のソフト的な設定について少し書きます。 ディスク換装のハード的なテクニックについては、ここでは書きません(^^;

FMV-475NL/S のハードディスク換装については、 Shirasawa さんの FMV biblo 475NL/S HDD Change HOWTOが詳しいです。

予備知識: ...というわけで、私のお勧めは以下の方法です。

このようにすれば、LILO で Linux (とWindows 95) のブートも問題ありません。 また、Windows 95 で BIOS を使う dos のコマンド(fdisk.exeを除く;-)も 安心して使えます。 この方法で私は、FMV-475NL/S の ハードディスクを Toshiba MK1824FCV(340MB)→ Toshiba MK1002MAV(1GB)に換装してます。

割とよくやられている方法だと思うんですが、 あんまりこういうことのドキュメントって無いようなので...書いてみました(^^;

あと参考までに、しょうちゃんの パーティションリスト を載せておきます。

bash# /sbin/fdisk -l
The number of cylinders for this disk is set to 2100.
This is larger than 1024, and may cause problems with:
1) software that runs at boot time (e.g., LILO)
2) booting and partitioning software form other OSs
   (e.g., DOS FDISK, OS/2 FDISK)

Disk /dev/hda: 16 heads, 63 sectors, 2100 cylinders
Units = cylinders of 1008 * 512 bytes

   Device Boot   Begin    Start      End   Blocks   Id  System
/dev/hda1   *        1        1      813   409720+   6  DOS 16-bit >=32M
/dev/hda2          814      814      846    16632   83  Linux native ←(/)[1.2.8]
/dev/hda3          847      847      977    66024   83  Linux native ←(/)[2.0.30]
/dev/hda4          978      978     2100   565992    5  Extended
/dev/hda5          978      978     1416   221224+  83  Linux native ←(/usr)
/dev/hda6         1024     1417     1855   221224+  83  Linux native ←(/home)
/dev/hda7         1024     1856     1953    49360+  83  Linux native ←(/var)
/dev/hda8         1024     1954     2051    49360+  83  Linux native ←(/tmp)
/dev/hda9         2048     2052     2100    24664+  82  Linux swap

パーティションの先頭を Windows95 400MB として、 続いて Linux 1.2.8(/) 16MB, Linux 2.0.30(/) 64MB, 拡張パーティション約560MB としています。

Linux 1.2.8 は、私が最小構成でまとめた / です。 バックアップやlilo を実行したりするために使っており、 普通は Linux 2.0.x の / を使っています(^^;

おまけ:
ハードディスクを換装してから一週間後、 なぜか FMV-475NL/S の調子が悪くなって (たぶん、BIOS の CMOS が変になったのかな?、 私は修理に一回出してます^^;)
あ、修理後は なんの問題もなく 好調です(^^。 換装が原因かどうかわかりませんが... そうゆうこともあるので、ハードディスクの換装は自己責任でやってね。

余った 2.5インチディスクはどうする?

デスクトップなら、3.5インチベイに増設すること (2.5 を 3.5 に取り付ける金具が売ってます)ができますが、 ノートブックでは、余った 2.5インチディスクを再利用するのは、 ちょっと困ってしまいます。 ... で、

PCMMD2

最近みつけたのが Data Fab Systems Inc.製 PCMMD2 です。 PC-AT の部品ショップで試しに買ったもので、 PCMCIA (PCカード) インタフェースで接続します。 ディスクが内蔵されていない物を買ってきて、 余った 2.5インチディスク(Toshiba MK1824FCV)を内蔵してみました。 (既に最初からディスク内蔵の物や、パラレルポート接続タイプ もあります)

箱には DOS,WINDOWS,WINDOWS 95 And WINDOW NT サポートと書いてありますが、 PCMCIA インタフェースなので、案の定 Linux 上でもちゃんと動作しました。

使い方は、PS/2 マウスポートから付属の二股電源ケーブルで 5V を得て、 EXTERNAL POWER スイッチを ON にしてディスクを起動します。 回転が安定したら、PCMCIA カードを本体へ挿します。 (ディスクの回転が安定する前に、 PCMCIA カードを挿すと動かないみたいです)

PCMCIA カードからも電源を供給できるのですが、 使用しているディスクが消費電力が大きいためか、 カードの電源だけでは動きませんでした。

/etc/rc.pcmcia の設定例:
IRQ を節約するためのポーリング動作と、 外付けIDEの反応が遅いので delay を大きめに指定しています。
    # Put socket driver timing parameters here
    PCIC_OPTS="poll_interval=100"	
    # Put pcmcia_core options here
    CORE_OPTS="unreset_delay=400"	

うまく行けば、TYPE-III の HDDカードのように 認識して使うことができます^^。 後は、fdisk でパティションを切って、FORMAT なり mke2fs なりすれば、 DOS からも Linux からも使えました。 チャレンジ精神のある方は トライしてみては?

認識例:
socket 1: ATA/IDE Fixed Disk Card
hde: TOSHIBA MK1824FCV, 335MB w/128kB Cache, LBA, CHS=682/16/63
kernel: ide2 at 0x160-0x167,0x366 on irq 4
kernel:  hde: hde1 hde2
注意:
あたり前ですがマウスポートから電源を取るのは、 イレギュラーな方法なので、動かないかもしれないし、壊れることもあるかも しれません。いつものごとく自己責任でやってね。


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