![]() |
![]() |
![]() |
![]() -風の中の家 2 -生態系に配慮した敷地 -省エネに配慮した敷地 -潮風のオープンキッチン -床と壁 -夏と冬 -現代茶の間 -風の中の家 3 -月 -Slide Show -実施図面(pdf) | ||
和風の暮らしのなデザインの根底には、「自然と上手く付合う」と言う考えがありますが、現代人の暮らしは全てが、そうして成り立っているだけではありません。それとは逆に「自然に挑む」という要素も含まれている様思えます。海に面した「自然に挑む」建物として、思い浮かんだのは米国マサチューセッツ州ケープコッドのレースポイント沿岸警備隊監視所でした。
捕鯨に始まって、長くこの辺りで「海に挑む」暮らしを続けて来た人々の暮らしかが、形になった様な建物です。
| ||
![]()
同じ建物ではないのでしょうが、エドワード・ホッパーがやはりケープコッドの沿岸警備隊監視所を描いています。年号がありませんが、1920年代のものではないでしょうか。
じっと見ていると、遠州浜でも昔から海に面して、厳寒期に海に浸かってうなぎの稚魚を追う、というような「自然に挑む」暮らしをして来た人々がいたことに思い到ります。そんな人々の思い出を空調用の換気塔に重ねると、こんな形が浮かんできました。
| ||
殿様か下男か 御殿か獄舎か 殿と獄 禍根 |