2001.12月のデータ(2001/12/2の湿原風景) |
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湿原近くの沢沿いでは、バイケイソウの発芽が始まっています。 新しい芽は、これから厳しい冬を越し、徐々に生長して6月上旬に花を咲かせます。 一方、ミカワバイケイソウの発芽は3月から4月頃からです。 |
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湿原内やその周辺にはハンノキが多くあり、その雌花序が熟し始めました。(画像左) 自分の花粉で受粉しないように、雄花序が熟し終わってから雌花序が熟し、他の個体の花粉が飛んでくるのを待ちます。 植物の工夫には感心させられますね。 画像右は、その冬芽です。この状態で冬を越し、暖かくなると葉が展開します。 それぞれの樹木によって、冬芽には大きな特徴があります。この時期は冬芽の観察も楽しいものです。 なお、この個体は「散策路図」の13番付近のものです。 |
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湿原周辺の沢沿いでは、ツルリンドウの実が綺麗です。 秋に咲いた花の中から突き出るようにして、真っ赤な実がついています。 この時期の実は色も濃く、またその形からも、とても小さなリンゴを思わせます。 |
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湿原周辺の雑木林を歩いていると、直径1cm程の赤い実を多くつけたサルトリイバラが目を引きます。 実の色はオレンジ色に近いものから濃い赤色まで様々です。これは、陽の当たり具合などによって色付きが異なるのでしょうか。 |
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湿原周辺の林縁では、フユイチゴの実が目立つようになりました。 先週は、熟していませんでしたから、この一週間で一気に熟したのでしょう。 実は、甘酸っぱくてなかなかの美味です。 (この画像の種は、アイノコフユイチゴだと思います。) |
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湿原周辺の林内では、センリョウの真っ赤な実が目を引きます。 葦毛周辺では、マンリョウは鳥に種が運ばれるのか、とても多くの幼木を見かけますが、センリョウはあまり見かけません。 鳥は、センリョウの実よりマンリョウの実を好むのでしょうか。 |
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湿原周辺や湿原内では、ハンノキの雄花序(雄花)が咲き始めました。 雌花は雄花の付け根付近にあり、雄花が咲き終えてから熟します。 また、葦毛には多くのハンノキがあり、雄花は今から3月頃まで個体ごとに時期をずらして咲き続けます。 |
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湿原内では、まだミミカキグサが咲いています。 ミミカキグサは夏の植物なのですが、強い霜が降りるまで見られます。 また、この時期は夏の物と比べ、背丈は随分低いのですが花は大きく色も鮮やかに感じます。 |
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