2001.10月のデータ(2001/10/6の湿原風景) |
「散策路図」の18番付近では、ウメバチソウが咲き始めました。 ウメバチソウをじっくり観察すると、雄しべを一日一本ずつ伸ばし、葯を大切にしている様子がわかります。 植物は、それぞれに生き残るための工夫をしており、その様子にはとても感心させられます。 |
「散策路図」の18番の北側では、特に多くのヤマラッキョウが見られます。 今が見頃で、画像のような花を多く咲かせています。 盛りが過ぎると、花は垂れ下がってしまいます。 |
湿原から約40分程登った湿原背後の稜線では、コウヤボウキが咲いています。 湿原周辺の雑木林でも見られますが、陽当たりの良い稜線上では数多くの花が見られます。 他にも稜線上では、アキノキリンソウ、ヤマハギなどが花盛りでした。 また、この日は南へと海を越えて渡っていく蝶であるアサギマダラも何匹も見ることができました。 |
湿原周辺の雑木林では、サルトリイバラの実が色づいてきました。 直径1cm程の実を多くつけ、とても綺麗です。 実の大きさは、小さな花からは想像できない程の大きさですね。 藪に入るときは、この鋭いトゲが厄介者になるのに花や実の時期は何故は近づきたくなるものです。 |
湿原内には点々とウメモドキの樹があり、真っ赤な実をつけています。 年によって実のつきかたは随分と異なりますが、ことしはまずまずってとこでしょうか。 この画像は、「散策路図」の20番に近い出入り口付近で撮影しました。 |
湿原周辺の林縁にはソヨゴの樹が多くあり、実が色づいてきました。 これから、寒くなるにしたがって真っ赤になっていきます。 ソヨゴの名は、風に吹かれるとガサガサと戦ぐ(そよぐ)ところからついているそうです。 |
「散策路図」の18番北側付近では、ヤマラッキョウのつぼみが膨らんでいます。 今月末には、花が楽しめそうです。 |
湿原のあちらこちらでイワショウブが咲いています。 この画像は、花の終わりで結実し始めた状態です。 この状態から完全に結実した様子もとても素敵です。 |
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