2001.11月のデータ          

 

(2001/11/4の湿原風景)



【2001.11.25
 イワタカンアオイが咲き始めました。 
 湿原周辺の雑木林では、イワタカンアオイが咲き始めました。
褐色のその花は、落ち葉に埋もれるように咲くために、落ち葉を掻き分け探すことになります。
葦毛にはイワタカンアオイの他にヒメカンアオイも見られますが、こちらは葉が丸みをおび、花も小型となります。
 その他、
●湿原は花のシーズンも終わり、目立つ物はウメモドキ、ソヨゴ、イヌツゲなどの樹木の実です。


【2001.11.18
 ハンノキの雄花序が膨らんでいます。
 アセビがつぼみをつけています。
 
 湿原周辺や湿原内では、ハンノキの雄花序(雄花)が膨らんでいます。
雄花は早いものは12月頃から咲き始め3月頃まで、個体ごとに時間差をおいて咲きます。
葦毛には多くのハンノキがありますが、観察には「散策路図」の13番付近のものが背丈も低くて見やすいです。
 湿原周辺の雑木林では、アセビが早くもつぼみをつけています。
咲き始めは、早いもので2月下旬頃ですから、このつぼみは随分と早いですね。
 その他、
イワタカンアオイのつぼみが膨らんでいます。


【2001.11.11
 ホソバリンドウが咲いています。
 ウメバチソウの花数が増えました。 
 「散策路図」の17番付近では、ホソバリンドウが咲いています。
ホソバリンドウは、リンドウの湿原型で葉が細いのが特徴です。
ウメバチソウやホソバリンドウが咲くと、湿原の花のシーズンも、そろそろ幕を閉じる時期になります。
 湿原内では、ウメバチソウの花数が増え目立つようになりました。
画像の花の中央付近で黒く見える物はアリです。
多くのアリが集まっていましたが、ウメバチソウは甘い蜜でも出すのでしょうか。
 その他、
ハンノキの雄花序が膨らんできました。


【2001.11.4
 フユノハナワラビの胞子が熟してきました。
 スルガテンナンショウの実が熟し始めました。 
 湿原周辺の林縁では、フユノハナワラビの胞子葉が見られます。
胞子葉のブツブツを花に見たてて付いた名なのか面白い名です。
花の少ない時期になるとシダにも目がいくのですが、なかなか覚えられません。
 湿原周辺の雑木林では、スルガテンナンショウの実が熟し始めました。
毒々しい赤色が目を引きますが、枯れた葉の様子も良いものです。
雌花の時期は円筒なのに、実になると何故か押しつぶされた様な形になります。
 その他、
ウメバチソウヤマラッキョウが咲いています。
ホソバリンドウが咲いています。花数はこれから増えていきます。


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