2005.12月のデータ(2005/12/03の湿原風景) |
湿原のあちこちで、ハンノキが咲いています。 かんざしのように垂れ下がっているのが雄花序で、その付け根付近に雌花序があります。 同じ木で受粉するのを避けるために、まず雄花序が熟し、それから雌花序が熟します。 そして、12月中旬頃から2月下旬頃まで木ごとに花期をずらすことによって、他の木の花粉を雌花序が受ける具合になっています。 植物の知恵には感心させられますね。 <P.99> |
温暖な地である豊橋でも、今回の強烈な寒波で本日は雪が積もりました。 湿原にこれだけ多くの積雪があったのは約10年ぶりでしょうか。(少しの積雪は2年前にもありましたが) 右の画像は、ソヨゴの実です。雪の白さで赤い実が一段と引き立ちます。 <P.46>、<P.92> |
湿原背後の尾根まで足を伸ばすとヒイラギが多くあります。 ヒイラギは雄花をつける株と両性花をつける株とがあります。 また、画像の様な刺の鋭い鋸歯も古木となると刺が無くなり全縁の葉になります。 花はやや盛り過ぎでしたが、その良い香りも楽しむことができました。 <P.97> |
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尾根に向かう途中にはイズセンリョウが多くあります。 画像のように、その白く熟した実は目立ちます。 この時期、湿原内やその周辺では、ソヨゴ、ウメモドキ、イヌツゲ、カマツカ、サルトリイバラ、メギ、ヤブムラサキ、センリョウ、マンリョウ等々、樹木の実が多く楽しめます。 <P.96> |
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