2024.6月のデータ         



(2024/06/05の湿原風景)


【2024.06.29】
 
ミミカキグサ、ムラサキミミカキグサが咲き始めました。
 ミカヅキグサが咲き始めました。

 「散策路図」の12番付近では、ミミカキグサムラサキミミカキグサが咲き始めました。
画像の左側がミミカキグサ、右側がムラサキミミカキグサです。
 例年ならムラサキミミカキグサの開花はミミカキグサの仲間の中では遅い方なのですが、今年は早くから咲き始めました。
これから暑くなるにつれ、ミミカキグサの仲間が湿原内のあちこちで見られるようになります。

 湿原内のあちこちで、ミカヅキグサが咲き始めました。
小穂が三日月状をしていることから名がついたと言われていますが、今ひとつぴんときません。
 また、この植物は分布の中心が寒冷地にある植物で、温暖な葦毛湿原に生えているのが珍しいことです。
これも、これから暑くなるにつれ湿原内で多く見られるようになります。

その他、
イソノキモウセンゴケトウカイコモウセンゴケチゴザサ、ミゾソバなどが咲いています。
リョウブやコバノカモメヅルが咲き始めました。
●タイワンカモノハシが目立ちます。



【2024.06.22】

 
チゴザサが咲き始めました。
 タイワンカモノハシが目立ちます。

 「散策路図」の20番付近では、チゴザサが咲き始めています。
枝先に、直径2mm程の小さな花を咲かせています。
この小さな花をルーペで覗いて見ると、その美しさに驚きます。
 8月中旬頃まで楽しめますので、虫めがねを持って散策してみてはいかがでしょうか。

 湿原内のあちこちで、タイワンカモノハシが多く咲き目立ちます。
カモノハシの母種にあたり、カモノハシに比べ芒(のぎ:画像では、穂の先端部に細い毛のように写っています)が長く1cm近くあります。
 また、画像で穂の横から出ているのは雄しべです。

その他、
イソノキモウセンゴケトウカイコモウセンゴケなどが咲いています。
リョウブの蕾が膨らんでいます。



【2024.06.14】

 
イソノキが咲き始めました。
 モウセンゴケが多く咲き見頃です。

 湿原内のあちこちで、イソノキが咲き始めました。
葉の付根に、直径3〜4mm程の小さな花を咲かせます。
花は、蕾なのか開いているのか分からないような半開きの状態で完全開花です。
 この花は蜜が美味しいのか、とても多くの虫が集まります。

 湿原内のあちこちで、モウセンゴケが多く咲き見頃の状態です。
現在は葉も元気な状態ですから、よく観察すると虫を捕まえているのが見つかります。
 トウカイコモウセンゴケも多く咲いているので、その違いを見比べるのも楽しいものです。

その他、
ノハナショウブは盛りを過ぎましたが、まだ楽しむことができます。
●湿原内では、タイワンカモノハシやヤマイなどが観察できます。



【2024.06.05】

 トウカイコモウセンゴケが咲いています。
 クチナシが咲いています

 湿原内のあちこちで、トウカイコモウセンゴケモウセンゴケが咲いています。
左の写真は、トウカイコモウセンゴケです。これから暑くなるにつれ、花数を増やし多くの花を楽しむことができます。
 赤い花を咲かせるトウカイコモウセンゴケは晴れた日の午前中しか開花しません。一方、白い花を咲かせるモウセンゴケは曇りでも午後でも開花します。
よって、紅白両方の花を観察したい場合は、晴れた日の午前中ということになります。

 湿原入口の案内板がある木道付近やベンチ近く、また山腹などでは、クチナシが咲いています。
素朴で美しい花から甘い香りが漂っています。
 橙色の果実は、食品などの着色にも利用されます。

その他、
イソノキの蕾が膨らんでいます。
●湿原内では、ノハナショウブが多く咲いています。また、タイワンカモノハシやミヤコイバラが観察できます。
ササユリ、テイカカズラ、バイケイソウが咲いています。


2024年の観察記録
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