2024.10月のデータ         



(2024/10/05の湿原風景)


【2024.10.27】
 
スズカアザミが多く咲いています。
 ウメモドキの赤い実が目立ちます。

 「散策路図」の1番、2番付近ではスズカアザミが多く咲いています。
盛りを過ぎた花もありますが、それでも蕾もありますのでしばらく楽しめそうです。
キセルアザミは花茎の先端に花を一つ付けますが、こちらは枝分かれした茎の先端に花を幾つも付けるので豪華に見えます。

 湿原内のあちこちで、ウメモドキの赤い実が目立つようになりました。
湿原の花は少なくなってくる時期ですが、ネジキ、クロミノニシゴリ、ソヨゴなど多くの樹木の実が楽しめる季節になります。


その他、
スイランの花数増え、多くの花を見ることができます。
サワギキョウ、ミゾソバ、マルバハギ、サワシロギクサワヒヨドリなどが咲いています
キセルアザミイワショウブが咲いています。



【2024.10.19】

 
ムカゴニンジンのムカゴが多くできています。
 イワショウブが咲いています。

 案内板に近い木道入口付近では、ムカゴニンジンのムカゴが多くできています。
花が終わりに近づくと、写真のように葉腋にムカゴがつくようになります。
花は受粉して種をつくりますが、合わせて葉腋にムカゴを作ることで確実に子孫を増やす戦略です。

 「散策路図」の11番、15番付近ではイワショウブが咲いています。
本種はミカワバイケイソウミズギクと同様に氷河期の遺存植物といわれています。
北方寒地に分布の中心がある植物が、標高60m程しかない葦毛湿原に自生しているのは珍しいことです。
花が終わり実ができる時期も美しいので見ておきたいものです。


その他、
スイランの花数が徐々に増えています。
サワギキョウ、ミゾソバ、マルバハギ、サワシロギクサワヒヨドリなどが咲いています
キセルアザミスズカアザミが咲いています。



【2024.10.12】

 
スイランが咲き始めました。
 マルバハギが見頃の状態です。

 「散策路図」の11番と12番の中間点付近では、スイランが咲き始めました。
これから花数が徐々に増え、湿原内のあちこちで咲き誇り秋の葦毛湿原を彩ってくれます。
この花が盛りになると葦毛湿原の花のシーズンもそろそろ終盤を迎える時期になります。


 湿原内やその周辺では、マルバハギが見頃の状態です。
湿原背後の尾根付近まで登るとヤマハギが多く見られます。
ススキなどと共に秋を感じさせてくれる植物の一つです。


その他、
サワギキョウ、ミゾソバ、ムカゴニンジン、サワシロギクイワショウブノダケサワヒヨドリなどが咲いています
キセルアザミスズカアザミが咲いています。
ヌマガヤ、アブラガヤが目立ちます。



【2024.10.05】

 
ミゾソバが見頃です。
 サワギキョウが見頃の状態です。

 「散策路図」の1番付近と13付近の出入り口に近い所では、ミゾソバが大きな群落を作っています。
特に、案内板から木道に入った所ではムカゴニンジンの小さな白い花に混じってミゾソバのピンクの花が咲き綺麗です。
ミゾソバはウシノヒタイという別名があるように、葉は『牛の額』を思わせる形をしているので注意して見ておきたいものです。


 「散策路図」の11番付近では、サワギキョウが群落を作り見頃の状態です。
木道横から奥の山手側まで大きな群落があり、ヌマガヤと一緒に咲く様子も秋を感じます。


その他、
シラタマホシクサは盛りを過ぎていますが、もう少し楽しめそうです
サワシロギクイワショウブワレモコウノダケサワヒヨドリなどが咲いています
キセルアザミスズカアザミが咲いています。
ヌマガヤ、アブラガヤが目立ちます。


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