2002.1〜2月のデータ          

 

(2002/01/02の湿原風景)


【2002.02.11】
 
マンサクが見頃です。 
 湿原背後の尾根付近では、10日ほど前からマンサクが咲き始め、今が見頃の状態です。
しかし、今年の花付きはあまり良くありません。花付きにかかわらず、豊年満作であって欲しいものです。
なお、今年は、早春の花の開花が早いようですが、マンサクは例年と同じ様子です。
 その他、
アセビのつぼみが膨らんでいます。


【2002.02.02】
 
バイケイソウが次々と発芽しています。
 シュンランの花芽が出ています。
 
 昨年末より発芽し始めたバイケイソウが次々と発芽しています。
また、年末に発芽した株は画像のように高さ10cm程になっています。
暖かくなると、グングンと生長し6月には花を咲かせ、その背丈は2mを超える程になります。
なお、ミカワバイケイソウの発芽はこれからです。
 湿原周辺の雑木林では、シュンランが花芽を出しています。
花芽は年末頃から顔を出し、3月下旬から4月上旬には奇麗な花を咲かせます。
そんな花芽を見ていると、春を待ちかねているかのように思えます。
 その他、
マンサクが咲き始めました。
イワタカンアオイ、ヒメカンアオイが咲いています。


【2002.01.20】
 
冬芽が楽しめます。 
 この時期の楽しみの一つに冬芽の観察があります。
樹木は、春になって伸びるエネルギーを全て冬芽という形で蓄えて、寒い冬を越します。
その冬芽には木々それぞれに特徴があるので、冬芽で何の樹であるか同定も可能になります。
また、それぞれに冬を越す工夫もあり、見ていて感心させられます。

画像左上:ヤブムラサキ・・・ムラサキシキブと似ているが、こちらは随分と毛深い。
画像右上:ネジキ・・・真っ赤な芽鱗と同じ色の枝が特徴である。
画像左下:マルバアオダモ・・・人形を思わせるような形が可愛らしい。
画像右下:リョウブ・・・大事な冬芽は芽鱗に包まれているのだが、画像のようにはがれやすい。
 その他、
イワタカンアオイ、ヒメカンアオイが咲いています。


【2002.01.03】
 
葦毛湿原の雪景色。 
 この日、名古屋では1月にしては41年ぶりの大雪と報道されていました。
温暖な豊橋でも積雪があり、早速、葦毛へ雪景色を楽しみに行ってきました。
木道には数cmの積雪がありました。3年ほど前にもこの程度の積雪はありましたが、豊橋に雪が積もるのは10年に一度あるかないかの事なのです。


【2002.01.02】
 
ハルリンドウのロゼットが見られます。
 ジャノヒゲの種子が綺麗です。
 
 湿原内では、ハルリンドウの葉が地面に伏せるようにして広がっています。
この状態で枯れることなく冬を越し、春には素晴らしい薄紫の花を見せてくれます。
こんなロゼットの様子を見ていると、春が待ち遠しく感じます。
なお、この葉は「散策路図」の6、7、8番付近で多く見られます。
 湿原周辺の雑木林を歩いていると、ジャノヒゲの鮮やかな紺色の種子が目立ちます。
果実のように見えますが、種子なのです。この種子は、よく弾むので子供の頃は投げつけて遊んだものです。
また、リュウノヒゲという別名がありまが、どちらも、細い葉を蛇や竜のヒゲにみたてて付けた名前です。
 その他、
イワタカンアオイ、ヒメカンアオイが咲いています。
ハンノキが樹ごとに時期をずらして咲き続けています。


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