2002.3月のデータ          

 

(2002/03/04の湿原風景)


【2002.03.24】
 
カタクリが咲いています。
 ミツバツツジが咲き始めました。
 
 湿原から約40分ほど歩いた湿原背後の稜線ではカタクリが咲いています。
稜線上ではカタクリが多く見られますが、分かりやすい場所はNHK中継所の所でしょう。
まだ、つぼみのものも多く有りますから、ここ一週間は楽しめそうです。
 湿原背後の山では、ミツバツツジが咲き始めました。
山道を歩いていると、ミツバツツジのピンクの花が一際鮮やかに目に飛び込んできます。
湿原からNHK中継所に向かう途中の”一息峠”から上で多く見られます。
なお、葦毛には数は少ないですがコバノミツバツツジもあり、こちらの雄しべの数は10本です。
 その他、
●湿原内では、ショウジョウバカマハルリンドウが咲いています。
フモトスミレマキノスミレタチツボスミレニオイタチツボスミレなど多くのスミレが楽しめます。
●ミヤマシキミが咲いています。


【2002.03.17】
 
ハルリンドウが咲き始めました。
 モミジイチゴが咲き始めました。
 マキノスミレが咲き始めました。
 
 「散策路図」の7、10番付近ではハルリンドウが咲き始めました。
今は、湿原の中でポツリポツリと咲き始めた状態ですが、これから花数は次々に増え湿原のあちらこちらで見られるようになります。
しかし、今年の春の訪れは早く、また駆け足で通り過ぎそうな気配がします。
 「散策路図」の1番付近のモミジイチゴは、葉もまだ十分に展開していない状態ですが、早いものが咲き始めました。
下を向いて咲くこの白い花は、とても清楚な感じがしますね。
 湿原近くの雑木林の縁では、マキノスミレが咲き始めました。
一緒に写っている白いスミレはフモトスミレです。
今現在葦毛で咲いているスミレは、タチツボスミレ、ニオイタチツスミレボなどがあります。
 その他、
●ヒサカキ、ショウジョウバカマ、ミヤマウグイスカグラが咲いています。
カタクリが咲き始めました。
●ヤブデマリのつぼみが膨らんでいます。


【2002.03.10】
 
ヒサカキが咲き始めました。
 バイケイソウが順調に生長しています。
 
 湿原周辺の雑木林ではヒサカキが咲き始め独特の臭いを漂わせています。
その臭いは、遠くからでも気が付くほど強く、決して良い香りとは言い難い臭いです。
 なお、ヒサカキは雌雄別株であり、右の画像は雄花です。雌しべは退化し、雄しべだけが目立ちます。
 湿原近くの沢沿いでは、バイケイソウが順調に生長しています。
大きい株は、高さ40cm弱までになっています。
 いっぽう、これより一ヶ月ほど花期が早いミカワバイケイソウの発芽はこれからなのです。
 その他、
●ヤマウグイスカグラが咲き始めました。
ハルリンドウシュンラン、ミツバアケビのつぼみが膨らんでいます。


【2002.03.04】
 
フモトスミレが咲き始めました。
 ショウジョウバカマが咲き始めました。
 アズマヒキガエルの産卵が始まりました。
 
 駐車場から湿原へ至る小径の脇では、フモトスミレが咲き始めました。
葦毛で一番早く咲き始めるスミレは、このフモトスミレです。
しかし、花盛りは4月に入ってからです。
 湿原周辺の雑木林や「散策路図」の11番西付近では、ショウジョウバカマが咲き始めています。
ショウジョウバカマは、湿原内よりその周辺のスギ植林地の湿った所の方が早く咲き始めます。
今年は、すでに湿原内で幾つか咲いていますから、今年の春は早そうですね。
中旬以降になれば、湿原内のあちらこちらで見られるようになります。
 湿原内にある水たまりでは、アズマヒキガエルが産卵を始めました。
まだ産み始めたところであり、産卵のピークは、一雨降ったあとの水たまりが大きくなった頃でしょう。
アズマヒキガエルは、この産卵の時期しか鳴きません。その鳴き声はまるで春の訪れを告げているかのようです。
3月6日は啓蟄。アズマヒキガエルは暦どおりの活動ですね。
 その他、
ハルリンドウシュンランのつぼみが膨らんでいます。


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