2002.6月のデータ(2002/06/02の湿原風景) |
「散策路図」の13、18番付近ではイソノキが小さな花を咲かせています。 この花は、画像のように開いているのかいないのか判らないほどの半開き状態に見えますが、これで完全開花しているのです。 また、この花の蜜はとっても美味しいのか多くの虫たちが群がっています。 |
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湿原背後のあちらこちらでカモノハシが咲いています。 穂は一つのように見えますが、実は2つの穂がびったりとくっついています。 指で穂を押さえると2つに分かれます。この形が鴨のくちばしのようなので、カモノハシの名がついています。 イネ科の地味な植物ですが、このように観察すると面白いですね。 |
湿原のあちらこちらで、モウセンゴケが多く咲いています。 その花数は、これから夏にかけてまだまだ増えていきます。 赤い花をつけるトウカイコモウセンゴケも多く咲き始めているのですが、本日は曇り空であり開花していませんでした。 モウセンゴケは曇りでも、また午後からも開花しているのですが、トウカイコモウセンゴケは晴れた日の午前中しか開花しません。 |
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湿原背後の山では、クチナシが見頃の状態です。 「散策路図」の4番奥にもありますが、木道から遠いため撮影もできません。 湿原から一息峠へ向かう途中には花を多く付けたクチナシがあり、甘い香りを漂わせています。 羽子板の羽根のような実の状態も見ておきたいものです。 |
「散策路図」の15番や20番付近などでは、ノハナショウブが咲いています。 この赤紫の花は、湿原内で一際目立ちます。 まだ入梅はしていませんが、梅雨時にとてもよく似合う花だと思います。 |
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湿原周辺の雑木林では、ササユリが咲いています。 以前は当たり前のようにとても多く見られたのですが、最近では探さないと見られない状態であり、寂しいかぎりです。 上品で優しい感じの花であり、私が好きな花の一つです。 |
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