2003.12月のデータ(2003/12/07の湿原風景) |
湿原内とその周辺にはハンノキが多くあります。 このハンノキは自家受粉を避けるために雄花序が先に咲き、雌花はそのあと熟します。 また、木ごとにも咲く時期がずれているので他の木の花粉を雌花が受ける具合になっています。 現在は、雄花序がまだ固いつぼみの個体もあれば、雌花が熟し始めた状態のものまであります。 |
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湿原周辺の雑木林では、ジャノヒゲの実が青く輝き奇麗です。 この実は、堅い物へぶつけると弾むものですから、子供の頃は、この実を投げて遊んだものです。 |
湿原周辺の雑木林では、ヤブムラサキの実が奇麗です。 似た樹木にムラサキシキブがありますが、こちらは枝や葉、萼はほぼ無毛です。 ヤブムラサキはこのように葉が落ちた状態でも枝や萼に毛が密生していますからムラサキシキブと区別できます。 |
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湿原内の花のシーズンは終わりましたので、これから春まで湿原周辺の雑木林で、木の実や冬芽を観察して楽しむことが多くなります。 そんなとき悩まされるのが、このサルトリイバラの鋭い刺です。 実の色は、オレンジ掛かったものから赤の濃いものまで様々です。 |
葦毛湿原の雪景色です。 雪が積もったといっても道路は積雪ゼロcm。温暖な豊橋では、雪が積もることは珍しく、また道路まで積もることは10年に一度あるかないかといった状況なのです。 ですから、少しでも積もれば嬉しくなりワクワクして葦毛の雪景色をカメラに収めに出掛けます。 |
湿原周辺の雑木林では、イワタカンアオイが咲いています。 今年は、なぜか理由は分かりませんがイワタカンアオイの開花が例年より遅かったです。 葦毛では他にヒメカンアオイが見られますが、こちらの開花は逆に早かったぐらいです。 |
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湿原内では、ネジキの赤い冬芽が奇麗です。 今年伸びた枝は、寒くなると赤く染まり、春の新芽が出てくることには色は消えてしまいます。 湿原の、花のシーズンは幕を閉じました。これから、春まで樹木の実や冬芽の観察を楽しむことになります。 |
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