2004.11月のデータ(2004/11/03の湿原風景) |
湿原周辺の雑木林では、イワタカンアオイが先週頃より咲いています。 花は地面に接するように咲くので、落ち葉を掻き分けて見ることになります。 葦毛ではヒメカンアオイも見られます。 |
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湿原内やその周辺では、多くの樹木が実をつけています。 画像はマンリョウの実ですが、他にもウメモドキ、センリョウ、ヤブコウジ、ソヨゴなどの赤い実が目立ちます。 |
「散策路図」の17番付近では、ホソバリンドウが見頃の状態です。 リンドウと比べ、名前のとおり葉が随分と細いのが画像からでもお分かりいただけると思います。 今までに、その幅3mmという細い個体も見ています。 |
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湿原背後の尾根ではヒイラギが満開の状態です。 ヒイラギというと、鋸歯が鋭いトゲ状のギザギザした葉を思い浮かべますが、この画像のように老木になると、その葉は丸くなります。 若い木より老木の方が花を多くつけます。花はとても良い香りですよ。 |
湿原内やその周辺にはハンノキが多くあります。そのつぼみが、徐々に膨らんできました。 雄花序と雌花序があり、ハンノキは雄花序が先に熟す雄性先熟です。 |
「散策路図」の17番の木道を挟んで反対側付近では、ホソバリンドウが今にも咲きそうな状態です。 ホソバリンドウはリンドウの湿原型で名前の通り葉が随分と細いのが特徴です。 ホソバリンドウは年々少なくなっているのが気になります。 |
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湿原のあちらこちらで、まだミミカキグサやホザキノミミカキグサが咲いています。 これらは、南方暖地に分布の中心があり、よって葦毛湿原では夏が盛りの植物です。 しかし、夏が終わってから新たに出てきたミミカキグサは極端に背丈を低くしています。 でも、花は夏のものより大きく、色も鮮やかな感じがします。 |
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