2004.8月のデータ(2004/08/01の湿原風景) |
湿原のあちらこちらで、シラタマホシクサの花が膨らんで目立つようになってきました。 来月上旬には、完全に開花し見事な群落を見せてくれることでしょう。 完全に開花した状態での群落は勿論素晴らしいですが、この時期のシラタマホシクサは茎は青々とし、花は白さが輝いています。そして、それらのコントラストが素晴らしく感じられます。 |
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湿原のあちらこちらで、サワシロギクの花が咲き始めています。 気の早い個体は6月頃から咲くものもありますが、花期の中心はこれからであり、その花数は徐々に増えてきます。 |
「散策路図」の20番付近では、ミズオトギリが咲いています。 この花は、夕方(16時以降なら間違いないでしょう)でないと開きませんので日中は見られません。 葉の多くが虫に食われているところをみると、虫にとっては随分と美味しい葉なのでしょう。 |
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「散策路図」の4番付近では、ムカゴニンジンが咲き始めました。 また、20番の木道を挟んで反対側でもつぼみを膨らませ、もうすぐ咲きそうな状態です。 花が終わりしばらくすると葉腋に”むかご”を付けます。 |
「散策路図」の5番付近では、ミズギボウシのつぼみが膨らんでいます。 これから、湿原内の何カ所かで見られるようになります。 |
先週、一株咲き始めたサギソウが幾つも咲き始めました。 その花数は、これからまだ増えますので来週あたりは見頃になるでしょう。 サギソウの花期はミズギクとほぼ同じ時期なので画像のように並んだ状態が楽しめます。 サギソウが咲き始めると多くの人が訪れ、中には写真を撮るために湿原へ踏み込む心ない人がいます。このような行為は湿原の植生破壊につながりますので絶対に行わないでください。 |
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湿原入り口の「憩いの広場」では、クサギが咲き始めました。 画像のように咲いて間もない花は、雄しべを前につきだし雌しべは後方に位置しています。それが、日にちが経つと雄しべは巻いて後方へ動き、雌しべが前につきだしてきます。 このようにして、同花受粉をさけているのです。 植物の工夫には感心させられます。 |
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