2025.5月のデータ         



(2025/05/03の湿原風景)


【2025.05.24】
 
ハンカイソウが見頃の状態です。
 ウメモドキが咲いています。

 「散策路図」の1〜3番付近では、ハンカイソウが咲き見頃の状態です。
和名は、豪壮な立ち姿を中国漢代の武将であった樊?(はんかい)に例えて名づけたと言われています。
緑の中で大きな黄色の花が映えます。

 湿原内のあちこちで、ウメモドキが咲いています。
花の直径は5mmほどと小さいですが、とても可愛い形をしています。
葉がウメの葉に似ていることから名がついています。


その他、
●湿原内では、クロミノニシゴリ、ミヤコイバラ、ネジキが咲いています。
●湿原近くの沢沿いでは、バイケイソウが咲き始めています。
●湿原周辺では、イボタノキ、イヌツゲ、ソヨゴ、テイカカズラなどが咲いています。



【2025.05.16】

 
ネジキが咲き始めました。
 クロミノニシゴリが咲き始めました。

 湿原内や周辺の林縁では、ネジキが咲き始めました。
特に「散策路図」の15番付近では、手に取るように観察できます。
幹がねじれているように見えることから名がついています。

 湿原内のあちこちで、クロミノニシゴリが咲き始めました。
特に、「散策路図」の11番の木道を挟んで反対側付近では多く見ることができます。
この木を食草とするシロシタホタルガの幼虫も見ることができます。


その他、
ミカワバイケイソウシロバナカザグルマは、ほぼ終わりの状態です。
●湿原内では、ミヤコイバラが咲き始めました。
●湿原横の沢沿いでは、ハンカイソウが咲き始めました。
●湿原周辺では、マユミ、テイカカズラ、スイカズラ、エゴノキが咲き、イボタノキも咲き始めました。



【2025.05.09】

 
エゴノキが咲き始めました。
 クロミノニシゴリの蕾が膨らんでいます。

 湿原周辺の林縁では、エゴノキが2,3日前から咲き始めました。
「森のシャンデリア」と形容されるように、枝からぶら下がるように多くの花を咲かせます。
また、この時期は、エゴツルクビオトシブミという甲虫が作る「落とし文」も見ることもできます。

 湿原内のあちこちで、クロミノニシゴリが蕾を膨らませています。
特に、「散策路図」の11番の木道を挟んで反対側付近では多く見ることができます。
写真左側に写っているのはシロシタホタルガの幼虫で、このクロミノニシゴリを食草としています。
その食欲は旺盛で、葉を食べ尽くしてしまうこともあります。

その他、
●湿原内では、ミカワバイケイソウシロバナカザグルマが多く咲いています。
●湿原横の沢沿いでは、ハンカイソウの蕾が膨らんでいます。



【2025.05.03】

 
ミカワバイケイソウが見頃です。
 シロバナカザグルマが見頃です。

 湿原内やその周辺の沢沿いでは、ミカワバイケイソウが多く咲き見頃の状態です。
特に、「散策路図」の3番や4番付近では間近に見ることができます。
この写真は、「散策路図」の4番付近の木道横で咲いていた個体です。
間近で観察すると、花弁より雄しべが長いのがよく分かります。

 湿原内のあちこちで、シロバナカザグルマが多く咲いており見頃の状態です。
特に、「散策路図」の3番の木道を挟んで反対側付近では間近に見ることができます。
白い花びらのように見えるのは萼片で、普通は8個あります。
秋〜冬に見られる果実の時期も趣があるので、見ておきたいものです。

その他、
●湿原内では、ハルリンドウの残り花が咲いています。
●湿原内では、クロミノニシゴリの蕾が膨らんでいます。


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