2025.10月のデータ         



(2025/10/03の湿原風景)


【2025.10.24】
 スズカアザミが盛りと咲いています。
 ウメモドキの赤い実が目立ちます。

 「散策路図」の1番付近では、スズカアザミが盛りと咲き誇っています。
湿原内には、キセルアザミが咲いていますが、本種は湿原横の沢沿いに生え湿原内には生えません。
キセルアザミは茎の先端に一つだけ花を咲かせますが、こちらは多く枝分かれしたそれぞれの先端に花を咲かせるので豪華に見えます。

 湿原内のあちこちで、ウメモドキの真っ赤な実が綺麗です。
春に咲く花の時期は目立ちませんが、この実の時期はよく目立ちます。
これからの季節は、色々な樹木の実を観察することができます。

その他、
●湿原内では、ホソバリンドウが咲き始めました。(現在は、木道から遠い所の個体です)
●湿原内では、サワギキョウサワヒヨドリサワシロギクノダケキセルアザミが咲いています。
●湿原内では、アブラガヤ、ヌマガヤイヌノハナヒゲが目立
ちます



【2025.10.18】

 スイランが咲き始めました。
 イワショウブが咲いています。

 湿原内のあちこちで、スイランが咲き始め花数が徐々に増えています。
花は2、3日でしぼんでしまいますが、多く枝分かれした先端に次々と花を咲かせるので、これから益々花数が増えていきます。
この鮮やかな黄色は、秋の葦毛湿原を彩ってくれます。

 「散策路図」の5番や12番付近では、イワショウブが咲いています。
本種は、ミカワバイケイソウミズギクと同様に氷河期の遺存植物といわれ、北方寒地に分布の中心がある植物です。
それが、標高がわずか60m程の葦毛湿原に自生していることが珍しいことなのです。

その他、
●湿原内では、シラタマホシクサは終盤ですが、まだ楽しめます。
●湿原内では、サワギキョウサワヒヨドリサワシロギクノダケキセルアザミが咲いています。
●湿原内では、アブラガヤ、ヌマガヤ、イヌノハナヒゲが目立
ちます
●湿原横の沢沿いでは、スズカアザミが咲いています。



【2025.10.11】

 ヤマラッキョウの蕾が膨らんでいます。
 ミゾソバが咲き誇っています。

 「散策路図」の18番と木道を挟んで反対側では、ヤマラッキョウが蕾を膨らませています。
膨らんだ蕾には、赤紫色の花色が薄らと確認できます。今月末には、花が見られるでしょう。
和名は、山に生えるラッキョウということでついています。食用にするラッキョウは中国原産の種を栽培しています。

 「散策路図」19番より中央広場側では、ミゾソバが盛りと咲いています。
花は白から赤紫色まで変異があります。
ウシノヒタイという別名があるように、葉の形は牛の顔を思わせる姿も見ておきたいものです。

その他、
●湿原内では、シラタマホシクササワギキョウサワヒヨドリイワショウブサワシロギクノダケが咲いています。
●湿原内では、スイランの蕾が膨らみ始めました。
●湿原内では、アブラガヤ、ヌマガヤ、イヌノハナヒゲが目立
ちます
●湿原横の沢沿いでは、スズカアザミが咲いています。



【2025.10.03】
 スズカアザミが咲き始めました。
 サワギキョウが見頃の状態です。

 「散策路図」の1番から3番周辺には、スズカアザミがあり、早いものは咲き始めました。
湿原内ではキセルアザミが多く咲いていますが、スズカアザミは上述の場所に生えます。
本種は枝分かれした茎の先端に多くの花を咲かせるので、キセルアザミより豪華に感じます。

 「散策路図」の11番付近では、サワギキョウが多く咲き、見頃の状態です。
花の形はキキョウとは大きく異なり、独特な形をしています。
最近は自生場所が広がり、木道すぐ横でも見られるようになりました。

その他、
●湿原内では、シラタマホシクササワヒヨドリイワショウブサワシロギクノダケが咲いています。
●湿原内では、ヤマラッキョウの蕾が膨らみ始めました。
●湿原内では、アブラガヤ、ヌマガヤ、イヌノハナヒゲが目立
ちます。


2025年の観察記録
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