2000.10月のデータ(2000/10/1の湿原風景) |
「散策路図」の12番、18番付近ではウメバチソウが咲いています。 ウメバチソウを観察していると、開花してから雄しべが熟しながら一日1本づつ外側に向かってのびていくのが分かります。 これは、大切な花粉を小出しにする事によって、受粉のチャンスを増やしているのです。 植物は生きていくために様々な工夫をしており感心させられます。 |
湿原内やその周辺では、ソヨゴの実が綺麗です。 この時期は樹木の赤い実が多く目立ちますが、その中でもソヨゴは葉の柔らかな緑色と真っ赤な実のコントラストが素敵ですね。 |
【2000.10.22】
ヤマラッキョウが咲きそうです。
ウメモドキの真っ赤な実が目立ちます。
「散策路図」の18番付近ではヤマラッキョウが今にも咲きそうな状態です。 散形状につけた多数の花は、しだいに垂れ下がるようにして咲いていきます。 今年は花数も多そうですので、これからが楽しみです。 |
湿原内や湿原周辺では、ウメモドキの実が綺麗です。 ウメモドキは湿原内にもありますが、湿原周辺の方が大きな木があり、その真っ赤な実が一際目を引きます。 |
【2000.10.14】
ウメバチソウのつぼみが膨らんできました。
ツルリンドウが咲いています。
「散策路図」の18番付近ではウメバチソウのつぼみが膨らんできました。 ウメバチソウは、今月末から11月には咲きますが、これが咲く頃には湿原の花もそろそろ幕を閉じる季節となります。 ウメバチソウの花が咲くのも楽しみではありますが、湿原の花も終わりに近づき、複雑な気分であります。 |
湿原周辺の雑木林では、ツルリンドウが咲いています。 ツルリンドウは花が終わると、その花の中からせり出すように現れる真っ赤なリンゴのような実も素敵です。 |
【2000.10.8】
スイランが咲き始めました。
ヤマラッキョウのつぼみが膨らんでいます。
「散策路図」の8、18、20番付近ではスイランが咲き始めました。 スイランは幾つもに枝分かれし、その先端に次々と花を咲かせていきますので、何日も楽しむことができます。 また、中旬頃には湿原のあちらこちらで見られるようになります。 |
「散策路図」の18番付近では、ヤマラッキョウのつぼみが膨らんでいます。 今月末には、放射状に広がった赤紫色の花が見られそうです。 |
【2000.10.1】
ミゾソバが咲いています。
イワショウブが見頃です。
湿原入り口付近では、ミゾソバが咲いています。 先週より咲き始めた花は、奥の方で撮影できない状態でしたが、今は沢沿いでも咲き始め近くで観察できます。 葦毛で見られるミゾソバの花の色は、随分と白っぽいタイプばかりです。 |
湿原のあちらこちらでイワショウブの花が咲き、見頃の状態です。 イワショウブは、本来は寒さを好む植物であり、深山の湿地で多く見られ、葦毛のような温暖な地で見られるのは特異なことなのです。 毎年、葦毛では何百本ものイワショウブが咲き誇ります。 |
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