2006.3月のデータ          



(2006/03/05の湿原風景)


【2006.03.26】
 ミツバツツジが咲き始めました。
 カタクリが咲き始めました。
 葦毛の尾根付近では、ミツバツツジが咲き始めました。
湿原からNHK中継所のある尾根に向かって行くと、途中の一息峠付近よりミツバツツジが目を引くようになります。
葦毛には、大半がこのミツバツツジですが、なかには雄しべが10本のコバノミツバツツジもあります。(ミツバツツジの雄しべは5本)
<P.12>
 湿原の尾根周辺では、カタクリが咲き始めました。
湿原背後の尾根は、豊橋自然歩道として良く整備されており、その何カ所かでカタクリが見られます。
手軽に見られるのは、湿原から約40分程の所にあるNHK中継所付近です。
まだ、つぼみのものが多いので来週頃が見頃でしょう。
カタクリの花は、陽が当たるにつれ反り返るように開きますが、この画像の程度の開き具合が美しく感じます。
<P.12>
 その他、
●湿原内では、ショウジョウバカマが多く見られます。
フモトスミレマキノスミレタチツボスミレニオイタチツボスミレが咲いています。
●ヤマウグイスカグラが見頃です。
●ヒサカキが多く咲き、独特の匂いを漂わせています。


【2006.03.18】
 ミツバアケビのつぼみが膨らんでいます。
 タチツボスミレが次々と咲いてきました。
 湿原周辺の雑木林では、ミツバアケビがつぼみを膨らませています。
つぼみの状態では、画像のように上を向いていますが、開花に向かうにつれ、花は垂れ下がるようになります。
<P.15>
 湿原周辺の林縁では、タチツボスミレが次々と咲いてきました。
画像のものは、ニオイタチツボスミレと言いたくなるような個体ですが、駐車場から湿原へ至るまでの林縁では、このようなタイプのタチツボスミレが多く見られます。
典型的なタチツボスミレニオイタチツボスミレと比較してみてください。
<P.16>
 その他、
●湿原内では、ショウジョウバカマが多く見られるようになりました。
●ヒサカキが多く咲き、独特の匂いを漂わせています。
フモトスミレマキノスミレが咲いています。どちらも花の盛りはこれからです。


【2006.03.11】
 ヒサカキが咲いています。
 マキノスミレが咲き始めました。
 湿原周辺の雑木林では、先週より咲き始めたヒサカキが花数を増し、独特な匂いを漂わせています。
ヒサカキは雌雄異株で、画像は雄花です。
雄花は画像のように、枝にビッシリと花を付けますが、雌花はまばらに付けます。
<P.14>
 湿原周辺の林縁では、マキノスミレが咲き始めました。
この個体は開花が早く、マキノスミレの花の盛りは今月下旬頃です。
マキノスミレはシハイスミレの変種です。ここ葦毛ではシハイスミレを見ることができませんが、マキノスミレがとても多くあります。
 現在は、他にもタチツボスミレフモトスミレが咲いています。
<P.16>
 その他、
ショウジョウバカマの花数が増えてきました。


【2006.03.05】
 フモトスミレが咲いています。
 ショウジョウバカマが咲き始めました。
 湿原周辺の雑木林では、フモトスミレが咲いています。
風が当たらない日だまりでは、毎年この時期にフモトスミレが咲き始めます。
この個体も2週間前はつぼみでしたが、最近の陽気で一気に咲き始めました。
しかし、フモトスミレの最盛期は一ヶ月ほど後の3月下旬から4月上旬です。
<P.18>
 湿原周辺の沢沿いでは、ショウジョウバカマが咲き始めました。
この個体は開花が特に早く、湿原内のものは花が顔を出し始めた状態です。
この花が咲くと、葦毛に春が来たな〜って感じがします。
<P.11>
 その他、
●湿原内の水たまりはアズマヒキガルの卵で埋め尽くされています。
アセビが咲き、シュンラン、ヒサカキ、ヤマウグイスカグラが咲き始めました。


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