(2009/01/02の湿原風景)
湿原周辺の雑木林では、イワタカンアオイが咲いています。 葦毛には、イワタカンアオイとヒメカンアオイがありますが、今年はどちらも裏年で花付きが悪いどころか葉をつけている株が少ない状態です。 このような状態は何年かに一度あります。現在葉を付けていない株も春には葉が出てきます。 <P98>
湿原周辺にある沢近くでは、バイケイソウが発芽しています。 バイケイソウの発芽は早い個体で年内から始まり、現在は生長の早いものは10cm程の高さになっています。 一方、ミカワバイケイソウの発芽は遅く、早い個体でもようやく地面から顔を出し始めたところです。 しかし、開花はミカワバイケイソウの方が一ヶ月も早いのです。発芽して一気に生長し、開花する様子は高山植物の血筋を感じさせます。 <P.45>
湿原内では、ハルリンドウが花芽を膨らませています。 花らしい花が無い時期ですが、湿原を注意深く見るとハルリンドウのロゼットが春を待ちかねているかのように花芽を膨らませています。 葦毛では、これからが寒さの一番厳しい時期となりますが、春の植物達はもう開花の準備が万端といった状態です。 <P.23>
あけまして おめでとうございます。 昨年はHPをご覧いただき有難うございました。 今年も宜しくお願い致します。 湿原周辺の雑木林では、センリョウの真っ赤な実が綺麗です。 花も極めて少ない時期だけに、真っ赤な実はよく目立ちます。 センリョウに比べマンリョウの方が多く見かけますが、これはマンリョウの実の方が鳥が好んで食べるためでしょうか。 <P.94>