2009.8月のデータ          



(2009/08/03の湿原風景)

20090803

【2009.08.22】
 ミズギボウシが咲いています。
 サワシロギクが咲いています。
ミズギボウシ

 「散策路図」の12、18,20番付近では、ミズギボウシが咲いています。これから花数が増えるので、湿原内のあちこちで見られるようになります。
この花は下のものから一つずつ咲いていくので、画像のように上の花が咲いているときは下の花はしぼんでしまいます。
<P.61>

サワシロギク

 湿原内のあちこちでサワシロギクの花が目立つようになりました。
花の盛りは9月中旬頃ですから、これからがますます花数が増えていきます。
この花の中央部分をじっくり見るとアリが多く集まっている様子をよく見かけます。甘くて美味しい蜜を多く出しているのでしょうね。
<P.73>

 その他、
サギソウミズギクは盛りを過ぎましたが、まだ楽しめます。
ノリウツギミカヅキグサミミカキグサムラサキミミカキグサホザキノミミカキグサヒメシロネなどが咲いています。
ヌマガヤ、アブラガヤの穂が目立ち始めました。
シラタマホシクサのつぼみが随分と膨らんできました。


【2009.08.14】

 シラタマホシクサのつぼみが目立つようになりました。
 ミズオトギリが咲き始めました。

シラタマホシクサ

 「散策路図」の12番付近では、シラタマホシクサのつぼみが目立つようになりました。
サギソウが終わり、9月に入るとシラタマホシクサのシーズンとなります。
猛暑が続いていますが、葦毛湿原の植物は秋の準備が万端に整っているといった感じです。
<P.73>

ミズオトギリ

 「散策路図」の20番付近の木道を挟んで反対側では、ミズオトギリが咲き始めました。
この花は夕方(16時以降)にならないと咲きません。
午前中しか咲かない植物もあれば、この花のように夕方以降でないと咲かない植物もあり、それぞれに生活のパターンが異なるのも面白いですね。
<P.70>

 その他、
サギソウミズギクノリウツギが多く咲いています。
ミカヅキグサミミカキグサムラサキミミカキグサホザキノミミカキグサヒメシロネなどが咲いています。
ミズギボウシサワシロギクが咲き始めました。ヌマガヤ、アブラガヤの穂が目立ち始めました。


【2009.08.03】
 本日、東海地方ではようやく梅雨が明けました。
 サギソウが咲いています。
 クサギが咲き始めました。

サギソウ

 湿原のあちこちでサギソウの花が見られるようになりました。
画像のように、まだつぼみも多くあるので花数はこれからさらに増えます。
来週あたりは花数のピークとなりそうです。
 なお、この花を見るために多くの方が訪れますが、残念ながら一部の人に湿原内に踏み込む者がいます。植物を守る為に絶対にこのような行為はやめてください。
<P.68>

クサギ

 湿原入り口付近の広場では、クサギが咲き始めました。
この花の変化の様子を見ると面白い事に気づきます。
花が新鮮なときは、雄しべは前方に突き出し、雌しべは下を向いています。(画像左)
しかし、花が古くなってくると雄しべは下を向き、かわって雌しべが前方に突き出してきます。(画像右)
 これは、自分の花粉で受粉(同花受粉)をさけるためです。植物の工夫には、驚かされるばかりです。
<P.68>

 その他、
ミズギクノリウツギモウセンゴケトウカイコモウセンゴケミミカキグサムラサキミミカキグサホザキノミミカキグサなどが咲いています。


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