'98.11月のデータ


【'98.11.28】
 イワタカンアオイが咲き始めました。
 サネカズラの実が目を引きます。
 湿原周辺の雑木林ではイワタカンアオイが咲き始めました。
葦毛ではイワタカンアオイのほかヒメカンアオイが見られます。
地味な花ですが、湿原の花がない時期に落ち葉をかき分けカンアオイの花を見つけるのも楽しみの一つです。
 湿原周辺の雑木林ではサネカズラの実が目を引きます。
直径数ミリの実が集まってゴルフボール程の球状に真っ赤に熟した姿はとても綺麗です。
この実は、美味しいのか早くに鳥に食べられてしまいます。
 その他、
●ホソバリンドウの花も終わり、ウメバチソウが湿原最後の花を咲かしています。
●雑木林では、メギ、ヤブコウジ、マンリョウの実が目立ちます。


【'98.11.21】
 ハルリンドウの若芽が顔を出しています。
 木道沿いでハルリンドウの若芽が幾つも顔を出しています。
この若芽は、寒い冬の間も徐々に芽を膨らませ、春の開花の準備をしているのです。
自然のたくましさを感じますね。
 その他、
ホソバリンドウウメバチソウはまだ楽しめます。
●ヌマガヤが冬枯れて、湿原一帯は黄金色となり冬の気配です。


【'98.11.14】
 ネジキの枝が色付き始めました。
 ヤブムラサキ、ウメモドキの実が綺麗です。
 湿原内のあちらこちらにあるネジキの枝が冬芽とともに真っ赤に色付いて目立ちます。
今年のびた枝と冬芽が赤みを帯び、春の若葉が出る頃には、その色は消えます。
どことなく赤珊瑚を想像させる容姿です。
 今年は樹木の実の付きが良くありませんが、左はヤブムラサキで、紫色の実が宝石のように輝いています。
右はウメモドキで、真っ赤な実が素敵です。
どちらも湿原周辺で見られます。
 その他、
ホソバリンドウウメバチソウが咲いています。
イワタカンアオイがつぼみを付け始めました。


【'98.11.10】
 ツルリンドウの実が綺麗です。
 ミミカキグサがまだ咲いています。
 湿原周辺の雑木林ではツルリンドウの実がとても綺麗です。
花が終わると、その中から突き出すように真っ赤な実が出てきます。
この実は、あまり鳥に食べられないのか長い間楽しめます。
 真夏が盛りのミミカキグサですが、花がまだ楽しめます。
この時期に咲くミミカキグサは高さ3から4cmと極端に背が低いですが、花はひとまわり大きく、色も鮮やかな気がします。
花は例年12月上旬の強い霜が降りるまで咲いています。
 その他、
ホソバリンドウウメバチソウが咲いています。
●今年は、ウメモドキ、ムラサキシキブ、ヤブムラサキ、ソヨゴなど多くの樹木の実の付きが良くありません。


【'98.11.1】
 ホソバリンドウが見頃です。
 ウメバチソウが咲き始めました。
 「散策路図」の14、17番付近ではホソバリンドウが見頃の状態です。
リンドウの湿原型ということで、葉が随分と細いのが特徴です。
特に17番付近のものは、木道のすぐ脇で咲いていますから観察しやすいです。
 ウメバチソウが「散策路図」の12、18番付近で咲き始めました。
この画像は、湿原背後の沢で撮影したものですが、湿原内の花数もこれから増えてきますから楽しみです。
 その他、
ヤマラッキョウスイランがまだ楽しめます。
ヌマガヤも枯れ始め湿原は晩秋の雰囲気になってきました。



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