現在見られる葦毛湿原の自然

このページは、特に花の見られるシーズン(3〜12月)は随時 up-to-dateな情報を発信し、現在見られる葦毛湿原の様子を紹介します。
 文中の「散策路図」は、ここを見てください。
なお、このページの画像は全て、取材当日にデジタルカメラで撮影したものです。

(2024/07/03の湿原風景)


【2024.07.27】
 
サギソウが咲き始めました。
 サワシロギクが咲いています。

 3、4日前から、「散策路図」の12番、20番付近でサギソウが咲き始めました。
これから花数が増え、湿原内のあちこちで見られるようになります。


 「散策路図」の9番付近では、少し気の早いサワシロギクが咲いています。
花の盛りは秋ですが、早いものは6月頃から咲き始めています。

その他、
ノリウツギが多く咲いています。
ミズギクが咲いています。
ミミカキグサムラサキミミカキグサホザキノミミカキグサヒメミミカキグサが咲き、日本に自生する4種類のミミカキグサが全て見られます。
●ヌマトラノオ、リョウブノギラン、コオニユリ、ノカンゾウ、センニンソウなどが咲いています。
ヤブデマリが鮮やかな赤い実を多くつけ綺麗です。
●イヌノハナヒゲ、ミカヅキグサが目立ちます



【2024.07.20】

 
コオニユリが咲き始めました。
 ミズギクが咲き始めました。

 「散策路図」の3番の木道を挟んで反対側では、コオニユリが咲き始めました。
この個体以外にも蕾をつけた株があるので、開花が楽しみです。


 「散策路図」の14番付近では、ミズギクが咲き始めました。
この個体は5日程前に最初に開花した株なので花が傷んでいます。
しかし、 蕾も多くあるのでこれから湿原内のあちこちで多くの花が見られるようになります。
 なお、本種はミカワバイケイソウイワショウブなどと同様に氷河期の遺存植物と言われるものになります。

その他、
ノリウツギが多く咲いています。
ミミカキグサムラサキミミカキグサホザキノミミカキグサが咲いていますこれから花数が増え、湿原のあちこちで見られるようになりす。
●ヌマトラノオ、モウセンゴケトウカイコモウセンゴケチゴザサリョウブノギランなどが咲いています。
ヤブデマリが鮮やかな赤い実を多くつけ綺麗です。
●イヌノハナヒゲ、ミカヅキグサが目立ちます。



【2024.07.11】

 
ノカンゾウが咲き始めました。
 ノリウツギが咲き始めました。

 「散策路図」の5番付近では、ノカンゾウが咲き始めました。
大輪で美しい花は、緑の中でよく映えます。
 他のワスレグサ(忘れ草)属の花と同様に一日花であり、朝咲き夕方にはしぼんでしまいます。


 湿原内のあちこちで、ノリウツギが咲き始めました。
この樹皮を和紙を漉くときの糊料として利用したことから名が付いています。
 白く美しい装飾花は、暑い葦毛湿原に清々しさを与えてくれます。

その他、
ヤブデマリが鮮やかな赤い実を多くつけ綺麗です。
ミミカキグサムラサキミミカキグサが咲いています。これから花数は増え、湿原のあちこちで見られるようになります。
●ヌマトラノオ、ミゾソバ、イソノキモウセンゴケトウカイコモウセンゴケチゴザサリョウブなどが咲いています。
●イヌノハナヒゲ、タイワンカモノハシが目立ちます。



【2024.07.03】

 
ヌマトラノオが咲き始めました。
 ミゾソバが咲いています。

 案内板近くの木道出入り口付近では、ヌマトラノオが咲き始めました。
湿原背後の山腹では、オカトラノオが見られますが、それは花序の上部が垂れます。
このヌマトラノオは湿った所に生え、花序は垂れずにすっと上に伸びるのが特徴です。


 案内板近くの木道出入り口付近では、ミゾソバが咲いています。
花の盛りは秋の植物ですが、もう既に何株か花を咲かせており、少し気が早い個体ですね。
 ウシノヒタイという別名があるように、葉の形が牛の頭を連想させます。

その他、
ミミカキグサムラサキミミカキグサが咲いています。これから暑くなるにつれ、湿原のあちこちで見られるようになります。
イソノキモウセンゴケトウカイコモウセンゴケチゴザサリョウブ、コバノカモメヅルなどが咲いています。
●タイワンカモノハシが目立ちます。


2024年の観察記録
2024.01‾02 2024.03 2024.04 2024.05 2024.06 2024.07
2024.08 2024.09 2024.10 2024.11 2024.12


過去の観察記録はこちら
 過去の「4.現在見られる葦毛湿原の自然」のデータ(1996年より)が月毎に閲覧できます。


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