現在見られる葦毛湿原の自然

このページは、特に花の見られるシーズン(3〜12月)は随時 up-to-dateな情報を発信し、現在見られる葦毛湿原の様子を紹介します。
 文中の「散策路図」は、ここを見てください。
なお、このページの画像は全て、取材当日にデジタルカメラで撮影したものです。

(2024/04/04の湿原風景)


【2024.04.19】
 タンザワウマノスズクサが咲いています。
 カマツカが咲き始めました

 湿原周辺の林縁では、タンザワウマノスズクサが咲いています。
これは、例年より早い開花で先週より咲き始めました。
従来オオバウマノスズクサとされていましたが、近年の分類でタンザワウマノスズクサとされました。

 湿原内や湿原周辺の林縁では、カマツカが咲き始めました。
材が丈夫なので、鎌の柄に用いられたことから名がついています。
白い清楚な花は美しく、また丸い蕾も可愛らしいです。

その他、
ハルリンドウは終盤で花数が少なくなってきました。
●湿原周辺では、ホウチャクソウ、アケビ、スルガテンナンショウ、ニョイスミレ、アギスミレ、アリアケスミレなどが咲いています。
●湿原内やその周辺では、マルバアオダモ、クロバイ、ヤブデマリ、メギ、、ムベ、アズキナシ、コマユミなどが咲いています。
●湿原内やその周辺では、ハンカイソウエゴノキなどの蕾が膨らんでいます。



【2024.04.11】

 ヤブデマリが咲き始めました。
 メギが咲き始めました

 「散策路図」の1番付近では、ヤブデマリが咲き始めました。
まだ蕾の株もあり、これからが見頃です。
鮮やかな赤い実をつける時期も見ておきたいものです。

 「散策路図」の2番付近では、メギが咲き始めました。
鋭い刺があることから、コトリトマラズという別名もあります。

その他、
●湿原内では、ハルリンドウの花数が多く見頃の状態が続いています。
●湿原周辺では、ニガイチゴホウチャクソウ、アケビ、シュンランスルガテンナンショウ、イズセンリョウなどが咲いています。
●湿原周辺では、ニョイスミレ、タンザワウマノスズクサが咲き始めました。



【2024.04.04】

 スルガテンナンショウが咲き始めました。
 ハルリンドウが見頃の状態です

 湿原周辺では、スルガテンナンショウが咲き始めました。
この写真でも確認できますが、仏炎苞の中にある付属体の先端が鍵状にくびれているのが特徴です。
晩秋の実の時期も見ておきたいものです。

 湿原内では、あちこちでハルリンドウの花数が増え見頃の状態です。
花の密度の高い所は写真のように群生しています。(小さな写真では分かりづらいと思いますが)
なお、花は陽の光に敏感で曇っていると開きが悪かったり、開かなかったりしますので観察を楽しむには晴れた日ということになります。

その他、
●湿原周辺では、ミヤマシキミやヤマザクラが咲いています。
●湿原周辺では、アケビ、アセビ、ヒサカキ、シュンランが咲いています。
●湿原周辺では、マキノスミレニオイタチツボスミレフモトスミレナガバノスミレサイシンなどが咲いています。
●湿原周辺では、メギやイズセンリョウが咲き始めました。


2024年の観察記録
2024.01‾02 2024.03 2024.04 2024.05 2024.06 2024.07
2024.08 2024.09 2024.10 2024.11 2024.12


過去の観察記録はこちら
 過去の「4.現在見られる葦毛湿原の自然」のデータ(1996年より)が月毎に閲覧できます。


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