現在見られる葦毛湿原の自然

このページは、特に花の見られるシーズン(3〜12月)は随時 up-to-dateな情報を発信し、現在見られる葦毛湿原の様子を紹介します。
 文中の「散策路図」は、こちらをご覧ください。
なお、このページの画像は全て、取材当日にデジタルカメラで撮影したものです。
また、このページではラン科の植物については特定のものを除いて、あえて掲載しないようにしています。

(2025/11/01の湿原風景)


【2025.11.07】
 ヤマラッキョウが咲き始めました。
 スイランが盛りと咲いています。

 「散策路図」の17番の木道を挟んで反対側付近、18番付近とその木道を挟んで反対側付近では、ヤマラッキョウが咲き始めました。
最近は、この数が減っている状況で心配です。数が少なくても、多様な植物が葦毛湿原で見られるのが嬉しいことなのです。


 湿原内のあちこちで、スイランが盛りと咲いています。
花は2、3日でしぼんでしまいますが、多く枝分かれした先端に次々と花を咲かせるので、長い期間楽しめます。


その他、
●湿原内では、ホソバリンドウが咲いています。(現在は、木道から遠い所の個体です)
●湿原内では、何年かぶりにウメバチソウが1輪だけですが咲きました。(11月4日に確認)
●湿原内では、サワギキョウサワヒヨドリキセルアザミが咲いています。また、湿原横の沢沿いではスズカアザミが咲いています。
●湿原内では、アブラガヤ、ヌマガヤイヌノハナヒゲが目立ちますまた、ウメモドキの真っ赤な実も目立つようになりました。



【2025.11.01】

 ヤマラッキョウの蕾が膨らんできました。
 フユノハナワラビの胞子葉が見られます。

 「散策路図」の18番の木道を挟んで反対側付近では、ヤマラッキョウの蕾が膨らんできました。
食用にするヤッキョウは中国原産の種を栽培していますが、花はそっくりです。
葦毛湿原では、最近これも減少傾向にあり心配しています。

 湿原周辺では、フユノハナワラビの胞子葉が展開し始めました。
この種は光合成を行うための栄養葉と、胞子をつけて散布するための胞子葉という2種類の葉を1枚ずつ付けます。(画像右側が胞子葉)
この胞子葉は、今は青々としていますが、展開し胞子が熟してくると黄金色になります。


その他、
●湿原内のあちこちで、スイランが多く咲いています。
●湿原内では、サワギキョウサワヒヨドリサワシロギクキセルアザミスズカアザミが咲いています。
●湿原内では、アブラガヤ、ヌマガヤイヌノハナヒゲが目立
ちます


2025年の観察記録
2025.01‾02 2025.03 2025.04 2025.05 2025.06 2025.07
2025.08 2025.09 2025.10 2025.11 2025.12


過去の観察記録はこちら
 過去の「4.現在見られる葦毛湿原の自然」のデータ(1996年より)が月毎に閲覧できます。


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