現在見られる葦毛湿原の自然

このページは、特に花の見られるシーズン(3〜12月)は随時 up-to-dateな情報を発信し、現在見られる葦毛湿原の様子を紹介します。
 文中の「散策路図」は、ここを見てください。
なお、このページの画像は全て、取材当日にデジタルカメラで撮影したものです。
また、このページではラン科の植物については特定のものを除いて、あえて掲載しないようにしています。

(2025/06/01の湿原風景)


【2025.06.14】
 
イソノキが咲き始めました。
 タイワンカモノハシが咲いています。

 湿原のあちこちで、イソノキが咲き始めました。
直径5mm弱の小さな花は、蕾なのか開いているのか分からないような半開きの状態で完全開会です。
蜜が美味しいのか、この花にはとても多くの虫が集まります。

 湿原のあちこちで、タイワンカモノハシが咲いています。
穂は1つのように見えますが、指でつまんでやると穂が2つあることに気づきます。
この穂の様子を鴨も嘴に見立て名がついています。
なお、名にタイワンとつきますが、在来種でありカモノハシの母種にあたります。


その他、
●湿原内では、ノハナショウブ、ミヤコイバラ、モウセンゴケトウカイコモウセンゴケが咲いています。
●湿原周辺では、クチナシ、テイカカズラなどが咲いています。



【2025.06.07】

 
クチナシが咲いています。
 テイカカズラが咲いています。

 案内板に近い湿原出入り口では、クチナシが咲いています。
湿原背後の山だけでなく湿原内でも咲いています。
花は甘く濃厚な香りがし、遠くからでも気づきます。

 湿原周辺ではテイカカズラが咲いています。
スクリューのような形をした花は、ジャスミンのような良い香りがします。
つぼみもドリルの刃のようにねじれています。


その他、
●湿原内では、ノハナショウブ、タイワンカモノハシ、ミヤコイバラ、イヌツゲ、ソヨゴなどが咲いています。
●湿原内では、モウセンゴケトウカイコモウセンゴケが咲いています。
●湿原周辺では、ハンカイソウササユリなどが咲いています。



【2025.06.01】

 
ノハナショウブが咲き始めました。
 モウセンゴケ、トウカイコモウセンゴケが咲き始めました。

 「散策路図」の20番付近では、ノハナショウブが咲き始めました。
咲き始めたのは、この1株だけで他はどれも蕾の状態です。
葦毛湿原には多くの株があるので、これから湿原内のあちこちで見られるようになります。

 湿原内のあちこちで、モウセンゴケトウカイコモウセンゴケが咲き始めました。
写真は、モウセンゴケで白い花は直径数ミリと小さいです。
トウカイコモウセンゴケは、赤花で直径は1cmほどあります。こちらは、晴れた日の午前中しか開花しないので観察には注意が必要です。


その他、
●湿原内では、ミヤコイバラ、ウメモドキなどが咲いています。
●湿原近くの沢沿いでは、バイケイソウが見頃の状態です。
●湿原周辺では、ハンカイソウササユリ、イヌツゲ、ソヨゴ、テイカカズラなどが咲いています。


2025年の観察記録
2025.01‾02 2025.03 2025.04 2025.05 2025.06 2025.07
2025.08 2025.09 2025.10 2025.11 2025.12


過去の観察記録はこちら
 過去の「4.現在見られる葦毛湿原の自然」のデータ(1996年より)が月毎に閲覧できます。


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