現在見られる葦毛湿原の自然

このページは、特に花の見られるシーズン(3〜12月)は随時 up-to-dateな情報を発信し、現在見られる葦毛湿原の様子を紹介します。
 文中の「散策路図」は、こちらをご覧ください。
このページの画像は全て、取材当日にデジタルカメラで撮影したものです。
なお、このページではラン科の植物については特定のものを除いて、あえて掲載しないようにしています。

(2026/01/02の湿原風景)


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【2026.02.21】
 ハンノキが咲いています。
 バイケイソウの発芽が進んでいます。

 湿原内や湿原周辺には多くのハンノキが生えています。
ハンノキは同じ株での受粉を避けるため、雄花が咲きに熟しその後に雌花が熟します。
また、木ごとに開花の時期をずらすことにより、他の木の花粉を受けるという工夫をしています。
早いものは12月末には咲き始め、3月上旬まで花期が異なります。
かんざし飾りのように垂れ下がったのが雄花序で、その根元にあるマッチ棒の頭のようなのが雌花序です。
なお、「散策路図」の12番から木道沿いに南側では、目の高さで観察できる個体があります。

 ハンノキのそれでも花のつもりかな (一茶)

 湿原周辺の沢沿いでは、バイケイソウの発芽が進み現在は大きいものは高さ20cm弱になっています。
一方、ミカワバイケイソウの発芽は、これからです。
バイケイソウの花期は5月下旬頃から、そしてミカワバイケイソウは4月下旬頃であり、花期の早いミカワバイケイソウの方が発芽が遅く、一気に咲いて短期間に結実するという生活スタイルは高山植物の血筋を感じさせます。

その他、
●湿原周辺の雑木林では、ショウジョウバカマシュンランが花芽を上げています。
●湿原周辺では、アセビやミヤマシキミが蕾を膨らませています。
●湿原周辺では、ツルグミが実になり始めています。



【2026.02.07】

 イワタカンアオイが咲いています。
 ネジキの冬芽が綺麗です。

 湿原周辺の雑木林では、昨年11月から咲き始めてイワタカンアオイが現在も花を見ることができます。
葦毛湿原周辺にはヒメカンアオイもあり、こちらも現在も花を見ることができます。
これらは葉では区別が困難ですが、花を観察すればその違いがはっきりと分かります。

 湿原内では、ネジキの冬芽と今シーズンに伸びた枝が赤褐色になり美しい冬の姿を見せています。
特に「散策路図」の15番、20番付近では、背の低いネジキがあり観察に適しています。
この赤褐色の部分は、春の若葉が出る頃にはその色が消えます。
なお、写真左側に見える小さなツブツブは、昨年の春に花を咲かせ果実になったものです。

その他、
●湿原内では、ウメモドキの真っ赤な実やクチナシの実が目立ちます。
●湿原周辺の雑木林では、シュンランが花芽を上げています。
●湿原周辺では、ハンノキの雄花序が熟した個体があります。
●湿原周辺の雑木林やその林縁では、センリョウフユイチゴ、ヤブコウジなどの赤い実が目立ちます。
●湿原周辺の林縁では、イズセンリョウの白い実が見られます。



【2026.01.23】

 ハルリンドウのロゼットが見られます。
 マンサク が咲き始めました。

 湿原内のあちこちで、ハルリンドウのロゼットを観察することができます。
ロゼットの中央部では、花芽を膨らませており春の準備が万端といった状態です。

 湿原背後の山では、マンサクが咲き始めました。
まだ、黄色い花弁が顔を出し始めたところで、大半はまだ蕾の状態です。
なお、花の後ろに見えるのは他の樹木の葉です。この時期はマンサクの葉は全て落ちており、葉はありません。

その他、
●湿原内では、ウメモドキの真っ赤な実やクチナシの実が目立ちます。
●湿原周辺の雑木林では、シュンランが花芽を上げています。
●湿原周辺では、ハンノキの雄花序が熟した個体があります。
●湿原周辺の雑木林やその林縁では、センリョウフユイチゴ、ヤブコウジ、クロガネモチなどの赤い実が目立ちます。
●湿原周辺の林縁では、イズセンリョウの白い実が見られます。
●湿原周辺の雑木林では、イワタカンアオイヒメカンアオイが咲いています。



【2026.01.10】

 シラタマホシクサが霜で輝いていました。

 本日は湿原内に強い霜が降り、シラタマホシクサやイヌツゲ、トウカイコモウセンゴケなど、霜を纏った姿が楽しめました。
なかでもシラタマホシクサは、この時期はドライフラワー状態なのですが、今朝は霜で華を咲かせたように輝いていました。

その他、
●湿原内では、ハルリンドウのロゼットが観察できます。
●湿原内では、ウメモドキの真っ赤な実やクチナシの実が目立ちます。
●湿原周辺の雑木林では、シュンランが花芽を上げています。
●湿原周辺では、ハンノキの雄花序が熟した個体があります。
●湿原周辺の雑木林やその林縁では、センリョウフユイチゴ、ヤブコウジ、クロガネモチなどの赤い実が目立ちます。
●湿原周辺の林縁では、イズセンリョウの白い実が見られます。
●湿原周辺の雑木林では、イワタカンアオイヒメカンアオイが咲いています。



【2026.01.02】

 バイケイソウの芽出しが始まりました。
 ショウジョウバカマの花芽が膨らんでいます。


 あけまして おめでとう ございます。
 昨年も多くの方々にHPをご覧いただきまして、ありがとうございました。
 当HPは今年で開設30
年目となります。今年もup-to-dateな情報を発信していきますので宜しくお願い致します。


 湿原近くの沢沿いでは、バイケイソウの発芽が12月末より始まりました。
まだ大きいもので背丈が3cm程ですが、花が咲く頃には人の背丈を超えるような高さになります。

 湿原内やその周辺では、ショウジョウバカマの花芽が膨らんでいます。
画像の中央に見える部分が花芽で、随分と膨らんでいるのがお分かりいただけると思います。
植物達は、もう春の準備が整っているといった状況です。
3月下旬頃には、春の訪れを知らせるように多くの花が咲き始めます。

その他、
●湿原内では、ハルリンドウのロゼットが観察できます。
●湿原内では、ウメモドキの真っ赤な実やクチナシの実が目立ちます。
●湿原入口付近では、ツルグミが咲いています。また、その近くではシロバナカザグルマやシオデの果実が見られます
●湿原周辺の雑木林やその林縁では、センリョウフユイチゴ、ヤブコウジ、クロガネモチなどの赤い実が目立ちます。
●湿原周辺の林縁では、イズセンリョウの白い実が見られます。
●湿原周辺の雑木林では、イワタカンアオイヒメカンアオイが咲いています。


2026年の観察記録
2026.01‾02 2026.03 2026.04 2026.05 2026.06 2026.07
2026.08 2026.09 2026.10 2026.11 2026.12


過去の観察記録はこちら
 過去の「4.現在見られる葦毛湿原の自然」のデータ(1996年より)が月毎に閲覧できます。


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