現在見られる葦毛湿原の自然

このページは、特に花の見られるシーズン(3〜12月)は随時 up-to-dateな情報を発信し、現在見られる葦毛湿原の様子を紹介します。
 文中の「散策路図」は、ここを見てください。
なお、このページの画像は全て、取材当日にデジタルカメラで撮影したものです。

(2024/05/02の湿原風景)


【2024.05.16】
 クロミノニシゴリが咲き始めました。
 ミヤコイバラが咲いています

 湿原内のあちこちで、クロミノニシゴリが咲き始めました。
大半は蕾ですが花の進みが早いのは、「散策路図」の11番の木道を挟んで反対側です。
この場所は、数も多く見られるので観察に適しています。

 右の画像はシロシタホタルガの幼虫で あり、この葉を食草としています。
食欲が旺盛なので、大半の葉を食べられてしまう株もあります。
花を見るとき、幼虫を探してみては如何でしょうか。

 湿原内のあちこちで、ミヤコイバラが咲いています。
湿原周辺で咲くノイバラとよく似ていますが、ノイバラより花期が遅く花柱に毛がある点で区別できます。
また、葉を含めた全体の印象は、ノイバラより優しい感じがします。

その他、
シロバナカザグルマは盛りを過ぎていますが、まだ幾つか見られます。
ハンカイソウ、ネジキ、ソヨゴなどが咲いています。
●イヌツゲ、ウメモドキなど樹木の花が蕾を膨らませています。
●湿原周辺では、エゴノキ、マユミ、イボタノキなどが咲いています。



【2024.05.09】

 ハンカイソウが咲き始めました。
 モウセンゴケ・トウカイコモウセンゴケの元気な姿が見られます

 「散策路図」の3番の木道を挟んで反対側では、ハンカイソウが咲き始めました。
花は黄色で直径10cm弱と大きく、よく目立ちます。
 まだ蕾が多いので、これからしばらく楽しむことができます。


 湿原内のあちこちで、モウセンゴケトウカイコモウセンゴケの元気な葉の様子が見られます。
食虫植物の一つであり、葉の腺毛から粘液を出し、腺毛も葉も虫を包むように湾曲して虫を捕まえます。
じっくりと探せば、小さな虫を捕まえる様子を観察することができます。
なお、画像はモウセンゴケです。

その他、
●湿原内のあちこちで、シロバナカザグルマが見られます。
●湿原内ではミカワバイケイソウが咲いていますが、今年は裏年で花数が極めて少ない状況です。
●湿原内では、イヌツゲ、ネジキ、クロミノニシゴリ、ウメモドキ、ソヨゴなど樹木の花が蕾を膨らませています。
●湿原周辺では、エゴノキ、マユミ、ツルウメモドキなどが咲いています。



【2024.05.02】

 エゴノキが咲き始めました。
 ハンカイソウの蕾が膨らんでいます

 湿原周辺ではエゴノキが咲き始めました。
背の高い大きな木が多いですが、湿原入口付近や「散策路図」の1番付近では背の低いものがあるので、観察に適しています。
 花に目を奪われがちですが、葉に注目すると右側の写真のような「落とし文」を見ることができます。これは、エゴツルクビオトシブミという昆虫が卵を産むために巻いた葉です。
このような葉を「揺籃(ようらん)」といい、ゆりかごになります。

 「散策路図」の1番付近では、ハンカイソウが蕾を膨らませています。
もう少しすると、新緑の中で黄色の大きな花が目立つようになります。

その他、
●湿原内のあちこちで、シロバナカザグルマが多く見られます。
●湿原内ではミカワバイケイソウが咲いていますが、今年は裏年で花数が極めて少ない状況です。
●湿原内では、モウセンゴケトウカイコモウセンゴケの葉が元気に生長しています。
●湿原周辺では、オカタツナミソウ、ヤマツツジ、モチツツジなどが咲いています。
●湿原周辺では、マユミ、ツルウメモドキ、ムベなどが咲き、イボタノキも咲き始めました。


2024年の観察記録
2024.01‾02 2024.03 2024.04 2024.05 2024.06 2024.07
2024.08 2024.09 2024.10 2024.11 2024.12


過去の観察記録はこちら
 過去の「4.現在見られる葦毛湿原の自然」のデータ(1996年より)が月毎に閲覧できます。


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