現在見られる葦毛湿原の自然

このページは、特に花の見られるシーズン(3〜12月)は随時 up-to-dateな情報を発信し、現在見られる葦毛湿原の様子を紹介します。
 文中の「散策路図」は、ここを見てください。
なお、このページの画像は全て、取材当日にデジタルカメラで撮影したものです。

(2025/01/02の湿原風景)


【2025.02.15】
 
ハンノキが見頃です。

 「散策路図」の12番から山側の木道沿いでは、ハンノキが見頃の状態で近くから観察できます。
湿原内やその周辺では、ハンノキが多くあります。早いものは年末頃から咲き始め、木ごとに咲く時期をずらし2月下旬頃まで開花します。
 しかし、樹高の高いものが多いので花は見づらい状況ですが、上述の場所では目の高さで見られので花の観察に適しています。
かんざし飾りのように垂れ下がった雄花序が先に熟し、その後で雄花序の付け根にあるマッチ棒の頭のような雌花序が熟します。

その他、
●湿原周辺の雑木林では、ヒメカンアオイイワタカンアオイが咲いています。
●湿原背後の山腹では、マンサクが咲いています。
●クチナシ、ヤブコウジ、センリョウマンリョウ、イズセンリョウ、ミヤマシキミなど樹木の実が目立ちます



【2025.02.02】

 
マンサクが咲いています。
 バイケイソウの発芽は始まっています。

 湿原周辺の山腹では、先週から咲き始めたマンサクが見頃の状態です。
花が少ない時期に、枝いっぱいに花をつけるマンサクを見ると飛び上がるように嬉しくなります。

 湿原近くの沢沿いでは、バイケイソウの発芽が先週より始まりました。
まだ大きいもので背丈が5cm程ですが、花が咲く頃には人の背丈を超えるような大きさになります。


その他、
●湿原周辺の雑木林では、ヒメカンアオイイワタカンアオイ、ツルグミが咲いています。
●湿原内やその周辺では、ハンノキが咲いています。
ショウジョウバカマハルリンドウの花芽が膨らみ、湿原は着実に春の準備を進めています。



【2025.01.19】

 
ジャノヒゲの種子が綺麗に輝いています。

 湿原周辺の林縁では、ジャノヒゲの青い種子が綺麗に輝いています。
果実のように見えますが、これは種子なのです。投げつけるとよく弾むので、子供の頃はこれを投げて遊んだものです。
なお、葦毛湿原周辺では、この変種でナガバジャノヒゲも見られますが葉の長さは倍程長く、株はこんもりと盛り上がった感じがします。

その他、
●湿原周辺の雑木林では、ヒメカンアオイイワタカンアオイ、ツルグミが咲いています。
●湿原内やその周辺では、ハンノキが咲いています。
●クチナシ、ヤブコウジ、センリョウマンリョウ、イズセンリョウ、ミヤマシキミなど樹木の実が目立ちます。



【2025.01.02】

 
ショウジョウバカマの花芽が膨らんでいます。
 ハルリンドウのロゼットが観察できます。

 あけまして おめでとう ございます。
 昨年も多くの方々にHPをご覧いただきまして感謝申し上げます。
 当HPは今年で開設30
年目となります。今年もup-to-dateな情報を発信していきますので宜しくお願い致します。


 湿原内やその周辺では、ショウジョウバカマの花芽が膨らんでいます。
左画像の中央に見える部分が花芽で、随分と膨らんでいるのがお分かりいただけると思います。
3月下旬頃には、春の訪れを知らせるように多くの花が咲き始めます。

 湿原内のあちこちで、ハルリンドウのロゼットが観察できます。
ロゼットの中心では花芽が膨らみ、春の準備が出来ているようです。


その他、
●湿原周辺の雑木林では、ヒメカンアオイイワタカンアオイ、ツルグミが咲いています。
●湿原内やその周辺では、ハンノキが咲き始めています。
●ウメモドキ、メギ、ソヨゴ、クチナシ、ヤブコウジ、センリョウマンリョウ、イズセンリョウ、ミヤマシキミなど樹木の実が目立ちます。


2025年の観察記録
2025.01‾02 2025.03 2025.04 2025.05 2025.06 2025.07
2025.08 2025.09 2025.10 2025.11 2025.12


過去の観察記録はこちら
 過去の「4.現在見られる葦毛湿原の自然」のデータ(1996年より)が月毎に閲覧できます。


GO HOME PAGE