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委員会資料


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静岡県建築士会
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が1996年に行った
「浜名湖の立面図」
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古山恵一郎
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私が生まれたのは雄踏町の現在の役場のすぐ近くです。その後30年間、毎日浜名湖を見ながら生活してきましたが、その間にもまわりの景色はずいぶん変わりました。村櫛へ通ずる雄踏大橋の完成に伴い、かつて舟付き場だったうちの前は、埋め立てられて道路となり、また養鰻池だった所には、現在中学校が建っています。これ以外にも数多くの開発が行われ、子供の頃の姿をそのまま残している場所は数える程しかありません。

ところで、浜名湖といえば私が子供の頃には格好の遊び場でした。庭先で掘り出したミミズを餌にし、竹の棒に針と糸を結んだだけの竿で釣りをしたり、夏には海水浴や潮干狩りをして遊びました。ところが現在、私自身が子供を持つ親となり、自分の子供たちの事を考えてみた時、おそらく、この子供たちには浜名湖で遊んだという記憶は残してやれないと思います。目の前に海があるのに、きたないからという理由ですぐ脇のプールにつれていったり、釣りをするにも、わざわざ車ででかけなければいけません。

今まで私たちは効率を優先し、その時々の社会の要求に従って、まわりの環境を作り変えてきました。確かに私たちの生活はこうした努力によって便利になりましたが、その一方で、失われたものの大きさを認識する必要があると思います。次の世代に引き継ぐ財産として、私たちは、まず浜名湖から考えていこうと思っています。

昭和40年頃の「ネコ網」の様子
元旦の浜垢離


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