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詩人立原道造が晩年長崎から病状悪化のため帰京した折、列車の窓より浜名湖を眺めた感想を「長崎ノート」の終わりに記している。



戦争の影が色濃くなった昭和13年12月のことである。 当時の浜名湖が地元以外の人々にどのような印象をもたれていたかは知らないが、結核を病んだ若い詩人はこの風景をとても眩しいものとして受けとめたことだろう。

今から20年前、私は大学受験に失敗して名古屋で浪人生活を送っていた。そして、たまの帰省のたびに立原と同じように車窓より浜名湖をみていた。宙ぶらりんの情けない想いと浜松に帰ったという安心感が交差して眺めた浜名湖は私にとって忘れられない苦い思い出である。

今、浜名湖が美しさを失っていく。

浜名湖ばかりでなく、地球環境の悪化が取沙汰されて久しいが、まず身近な自然と向き合うことも建築士の重要な責務であろう。 東大建築科で優秀な成績を残し、有望な建築家として期待されていた立原道造は、長崎の旅を最後に、翌年3月29日に「5月の風をゼリーにして」といって永眠した。

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