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委員会資料


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社団法人
静岡県建築士会
浜松支部

が1996年に行った
「浜名湖の立面図」
展覧会 パンフレットの
コピーです。

「浜名湖の立面図」
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社団法人
静岡県建築士会
浜松支部

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古山恵一郎
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浜名湖立面図展示会 アンケート(抜粋)

平成8年に行った展示会では「みなさんの意見、ご感想をお聞かせ下さい。」とアンケート用紙を準備し、延ベ6日間で154名の方から回答を頂きました。多くのアンケートの中からごく一部ですが紹介させていただきます。立面図が支部の財産であるように、いただいたご意見も貴重な支部の財産だと考えます。

  • ぜひ出版物にして下さい。
  • 余にも湖岸が無差別開発されているのが残念です。
  • 素晴しい自然を残しながら開発も進めて頂さたい。
  • 浜名湖はお金では買えない貴重な財産です。7月〜9月頃の内浦の水の色を行政の方に一度見てもらいたいものだと思っています。
  • 船で浜名湖に出た気分になりました。
  • 歴史的労作業に敬意を表します。広く市民、県民に知らせて頂きたい。500周年記念事業の一環として、大会場で縮小した浜名湖を作り、全外周展示をお願いしたい。浜名湖の美しさと豊かさを子供、孫に伝え、世界に開いていくべきと思っています。
  • 立面図を絵葉書にして欲しい。
  • 立面図の好きな部分を欲しい。
  • 位置が判断しがたい。
  • 河川、湖が、もっと自然科学の専門家の意見を充分取り入れた形で改良されたらいいと思います。
  • 庄内半島西側の自然をこのまま手を付けずに残して欲しい。
  • 昭和20年代、ハマグリもとれました。ハマグリがとれた時は、何か宝物でも探し当てた気分でした。
  • 「何もない浜名湖」それが一番だと感じます。
  • 情熱とご苦労に感動しました。
  • 浜名湖の保存会という会等を作ったら如何でせうか。
  • もっと多くの人達に来ていただく為にも、皆様のこれからの発想を期待しています。
  • もう少し詳しい地名、建物名の記入があれば判り易いのでは。なんといっても手描きというところが素晴しいと思いました。
  • ドラエモンに出てくる景色はいつも緑にあふれ、海もきれいです。みんな、そんな景色を望んでいるはずなのに自分のことで精一杯で、自分勝手にゴミを捨てたりしています。
  • 佐鳴湖、琵琶湖の様に汚れてきてしまっては遅すぎます。もっとみんなで真剣に見つめるべきです。今、何をしたら良いのだろうか?
  • 10年後はおろか10年、20年前から心配しております。
  • 諏訪湖、琵琶湖を訪れると、高層ホテルが湖を狭く見せ、つまらないものにしています。 浜名湖と人間との共生、文化との共生を追究してはしいと思います。
  • ひとりひとりが草、木、体を大事にする心を、このような催しを通して一人でも多くの共感者を得ることが大事なのではないでしょうか。自然を破壊するも、存続させるも人間です。
  • 建築士さんは絵がお上手。市長さんもなかなかやるのお。
  • 白黒のために強いインパクトがないのが残念だと思います。
  • 浜名湖のほとりに住んでいますが、海の方から海岸を見る事があまりございません。立面図を見て、あらためて浜名湖のすばらしさを感じました。
  • 自動車メーカー、大学の頭脳がある浜松で、せめて浜名湖周辺は、電気自動車のみの地区にしたらいかがでしょうか。
  • 連格船の計画もすばらしいと思いました。
  • 箱根にある竜宮城を浜名湖に戻してきたいと思いました。
  • 浜名湖の知らなかったことが少し解りました。
  • 昔の浜名湖がなっかしい。夜は、鉄橋のうえからカゴを吊してドウマンを捕り、小船でエビを捕ったり。それは今思うと夢の様でした。
  • 世界の人が遊びに来られる湖になることを願います。
  • 立面図もう少し大さめのほうが見やすいと思います。
  • このような企画またお願いします。
  • 自然の中に人が住まわせてもらっている様な景色になって欲しい。三ケ日のリゾートマンションは、その点残念です。
  • 新聞でこの企画を知り、どうしても見たくて途中下車しました。
  • 立面図の完成と、その活用を大いに期待します。
  • 水があり、山があるこの景観はどこにも負けるものではないと、浜松出身者として誇りに思います。
  • 庄内あたりの景色ずっと写真に撮っておりますが、10年という単位でなくても年々その風景は変化しています。よくなる変化ではなく、どちらかと言えば悪い方向へ変わるのです。
  • 魚釣りが好きで年に30同位船で釣りに出ます。時に切れた仕掛けを釣ることもあります。
  • 今回チラシを見て、ふと見たくなってこの会場へ。母と一緒に来たおかげで、一人で見るよりも一層深く思うところが得られた。
  • 環境の問題は景観が重要だと思います。
  • 浜松支部の方々の力の結晶のすごさにとても感動しました。
  • わたしの家の近くの所もいろいろのっていて、すごくおもしろかったです。わたしも浜名湖をきれいに、大切にしたいと思い、これからは、ごみをそこらにすてないように気おつけたいと思いました。
  • 観月園に住み始めて1年経ちました。水辺で刻々と変わる風景を眺めるのはまことに楽しく、特に夕日の美しさ、湖西連峰の色彩の変化には目を見張るものがあります。観光シーズン中の湖岸道路の汚れは一考を要するものと思います。遊びに来た人々の公共心レベルの問題だと思います。出したゴミは持ち帰るべきです。
  • 絵の下に説明文のようなものがあったのですが、字が小さすぎて良く読めませんでした。見る人は目の良い人や若い人ばかりではありませんので、その辺にも配慮が欲しいと思いました。
  • 「私の一生をとおして、これより長い絵をみることはないな」とか、描いた人の個性を感じたりとか、人と自然、風景について、なんだろうとあれこれ考えなおしてみたりとか、あれこれととりとめもなく感じさせていただきました。初めて浜松に来ましたが、なかなかよい所だと思います。
  • テレビでタベこの会のことを見、これから東京に帰る途中です。素晴しいです。
  • 作者の違いが絵に出ていて面白い。
  • 寸座ビラの峠から眺めた景色は変化があって緑が深く名画です。
  • バリ島のようにホテルの高さ制限をして美観を保護すべきだと思います。
  • 2〜3メートルはどはなれてみていると、良い地平線をみつめている。そのことがとても気持ちよい。家にほしいとおもう。
  • 啓家効果があります。出来れば建築士としての眼で残したい領域、修景したい部分、思いきってなくしてしまいたい構造物(これはムリかな)など、コメントがはしかったですね。
  • PR不足のように思われます。偶然、松菱へ来て知り見させていたださました。
  • 浜名湖のほとりに住んでいる者としてこの企画大賛成。テレビで新聞で見て、今日此処に参りました。「浜名湖は日本のおへそ」全くですね。
  • この展示会をニュースでたまたま知り、見に来ました。建等士会がどうゆうことをやっているのか知りませんでしたし、浜名湖も身近にありながら深く考えたこともありませんでした。これからもいろいろな活動を続けて下さい。これを見て気持ちが新しくなれそうです。



井の中の蛙という話がありますが、日常、建物の設計を業として、人間が環境をどう造り変えているかについては解っているつもりでいた私達が、まさにこの話にピッタリ当てはまるという事に、ある時誰かが気付いたのです。電柱や道路標識や看板など、道路の両側の景色が、丁度井戸の中の蛙が見ている井戸枠の壁と同じ、私達の視界を遮っているに違いないのだというのです。

「そうだ違う世界があるかも知れない」と別の誰かがいいました。

「まわりの人に聴いてみよう」「それがいい」・・・という事で、いろいろな意見を浜名湖周辺の人々に聴いて回る事にしました。昔の話、今の話を含めて、水の話、船の話、魚の話、葦の話、牡蠣の話等々聞いている内に、知らない世界が沢山あるものだと素直に驚きました。

「湖面から陸上を見るとどんな風に見えるかな」と誰かがいい出しました。浜名湖が淡水湖から海水湖として変身した時から、もうすぐ500年という歴史が刻まれようとしています。

「浜名湖を知るには、この時期の現状を記憶しておくのも大切ではないか」

「そうだ、浜名湖を立面図にしてみよう。ビデオや写真でない立面図を」と別の誰かがいい出しました。

「我々は皆建築士だから、図面なら書ける」という事からこの途方もない作業が始まりました。まだ途中ですが、多くの人に見て頂きたいと思います。一人でも多くの人が違う世界を感じて頂けたら幸いですし、浜名湖という私達の共通の財産を大切にしたいと思うのです。

立面図作成作業参加者(以下敬称略)
相坂幸彦 相澤弘志 渥美健二 渥美守弘 飯尾清三 飯尾久光 飯田信之 池本宗夫
伊藤 彰 伊藤公保 伊藤輝美 伊藤博未知 伊藤喜国 伊藤政好 伊藤まり子 伊藤ゆう子
井口雅之 市川 昭 石津真人 内田広康 大石 正 大石豪志 大澤 稔 太田徳夫
太田政司 大中成介 大橋基男 小笠原義朗 岡田哲志 岡田好生 岡本憲司 小栗保之
長田昭明 小澤英夫 加藤英明 加藤均実 加藤美恵子 金子 明 神谷治嗣 神谷保孝
亀松靖夫 刈部恒夫 河合勝彦 河合晴夫 河合 寛 木俣 昇 金原剛之 倉田 誠
倉田裕太郎 小池誠司 河野里美 郡山恒久 小島義弘 後藤寛司 小林正明 駒井欣一
古山恵一郎 根田康昌 坂井一朗 坂井安吉 坂田卓也 坂田眞良 佐藤英二 佐原 勇
沢木伸夫 澤木 誠 清水賢治 清水 猛 清水哲夫 杉浦 仁 杉浦政紀 鈴木克彦
鈴木久米男 鈴木章五 鈴木 敬 鈴木武夫 鈴木哲司 鈴木敏弘 鈴木嘉郎 鈴木保治
鷹野泰明 高林 昇 竹内敏夫 武田博美 竹山次郎 竹山敏治 立石忠雄 田中秀幸
土屋龍二 冨田 斉 豊田 茂 永井今朗 永井忠男 中村 篤 中村次郎 中村長司
中村光雄 中本 徹 中安賢一 七原雅典 新野達治 西山奈美 野末眞司 袴田清孝
袴田秀明 袴田昌男 原科匡秀 原田勝弘 日野四朗 平野克典 平野文彦 平松聖一郎
広瀬明久 藤田秀明 古田正彦 古橋義明 星川幸一 堀内信夫 堀内秀哲 本目伸邦
眞瀬悦邦 松尾滋樹 三井貞夫 村上 浩 村松和子 村松勝美 村松浩幸 森下幸光
森長大宇 山内秀武 山口良伸 山崎正則 山崎道男 山田滋美 山田隆久 吉田敏雄
和田中生 和田文彦

特別参加 浜松市長 栗原 勝

外部より寄稿頂いた方・お話しをうかがった方
 平野 昌 宮木昇司 竹山英夫 豊田一仁 倉田定於 ジョン ガーヴィン

パンフレット寄稿者
渥美守弘 飯尾清三 飯田信之 伊藤博未知 大澤 稔 加藤美恵子 河合勝彦 河野里美
古山恵一郎 坂井安吉 武田博美 冨田 斉 中村 篤 袴田昌男 堀内秀哲 山田滋美

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