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静岡県建築士会
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「浜名湖の立面図」
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古山恵一郎
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私にとって何なんでしょうか。私の住まいは天竜川の近くで、地図の上では浜松市の東のはずれです。日々の生活の中で浜名湖を意識する事はほとんどありません。小さい頃には貝ひろいや海水浴に行った思い出がありますが、最近では周辺のレジャー施設を利用するくらいで、湖水に触れるこたなどほとんどありません。

浜名湖の環境が壊されつつあり、水質が汚染されているだろうことは容易に想像できますが、想像でしかなく実感がわきません。湖の中はいったいどんなことになっているのでしょうか。しかし時々は浜名湖産のアサリや魚貝類も食卓にのぼるし、休日には多くの釣り客でにぎわっている様です。そんなに心配した事でもないのでしょうか。

浜名湖の実測と立面図の作成に2回参加しました。1回は気賀の都田川落合橋から東岸を南下し大草山の北まで。この辺りの湖岸は家並みもまばらで、立面図に起こすとほとんど山や雑木ばかりでした。もう一度は弁天島の千鳥園で、こちらは逆に住宅密集地です。どこかのニュータウンの様に2階建ての家が整然とならんでいます。共に浜名湖の景観に他ならないのですが、どうもピンときません。なぜかというと、どちらも湖水面と地上の景色とは人工護岸によって分断されていて、湖との関連がとても希薄なのです。護岸から下を隠すと、どこの風景なのかさっぱりわかりません。つまり浜名湖が感じられないのです。

もしかしたら、浜名湖周辺に住んでいる人にとってもそうなのではないでしょうか。実際に水や土や木に手を触れて生活している人以外には、浜名湖を感じる時って少ないのかもしれません。しかし実際の生活は浜名湖に深く結びついているはずなのに、その関係が直接目には見えなくなってしまっています。そのことが浜名湖の環境を破壊している原因の一つではないでしょうか。

皆さんにとって浜名湖っていったい何でしょうか。

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