f.やってみたいこと
「道路を拡げろ」と言う声は少ない。本町には道路敷に電柱が残っているが、電柱があるからこそ安心して歩くことが出来るというのが町内会の意向である。
かっては商業の中心地であったものが、現在では商業を営むのは1/4である。町工場も転出して住宅地というのがこれからの地域の特性となって行くであろう。
掛塚では歩車道を分離する必要はない。
歴史財について、評価はあっても地元にその意識がない。誰もが知るというのが第一歩ではないか。移築というのも難しく、
現地で保全するというのが考えられることだと思う。
旧家の建物だけでなく、普通の家、シトミのついた民家なども所有者の意向を確かめたうえで「これは」と思われるものについては残すことを考えてはどうか。
ウオッチングの「みどころ」が誰にも分かる形になればと思う。案内板等を整備すれば、地元の人も再認識するであろうし、他所から来た人にも分かりやすい。
案内板も前は木で作ってあったのが汚くなってプラスチックというとどうもよくない。石には出来ないものか。
歴史財のマップを作って各戸配付としたらどうか。地元の人が再認識することでヴィジョン作りの基盤が出来る。
- 建て替え、あるいはミニ開発をどうするか、ルールづくりが必要ではないか。
- 林邸を見ても木戸など緊急に手を入れなくてはならないと思う。こうしたものについては町ですぐにでも施行してよいのではないか。
- 貴船神社の仮宿を拝見したが、これももう少しどうにかしたい。
- 祭りについてもどう宣伝して行くか、浜松市にも祭り会館があるが、常設展示館のようなものは考えられないか、
- 廻船問屋の整備については、建物だけでなく、敷地、さらには敷地の外側のまちなみについても同時に考えて行く必要がある。通りの舗装をどうするか、
- 敷石などは考えられないか、槙囲いも残して行きたい、出来れば林邸から津倉邸までをゾーンとして整備できないだろうか。
- 浜松市では千歳町でこうしたゾーン整備を行なっている。関係者の同意があれば地区計画を作ってそれにたいして自治体が手助けすることが出来る。
- そうした場合にも地元の認識を高めるためにはさらにソフト整備が重要であろう。
次回
平成5年1月28日13:30から
報告書原案の検討