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そんな心配から正月休みを利用して山手町が直面するまちづくりの課題、浜松市全般の都市デザインの課題等を子供にも分るように出来ないか、とミニ絵本を作ってみました。やり出すと結構これが面白いのですね。絵本で何を描こうとしているのか、と振り返ってみると、まちなみの未来を探ろうとしていることに気付きました。 建築設計の仕事が好きなのは「未来を作る」仕事だからだと思って来たのですが、最近になってなんとなく物足りない感じがしていたのは、1970年頃の日本に較べて現在の日本には元気がありません。特に建設業界にはバブルが終わって一段落、みたいな雰囲気が漂っているのではないでしょうか。 住宅にしても「どうせ30年後はどうなっているか判らないし、どっちにころんだところでメーカーのコマーシャルに出てくる明るい未来ぐらいのものではないか。」みたいな醒めた感じがしているような気がします。 それにくらべると地区計画で地元の人と話をしていると、そこで問わなくてはならないのは30年後、あるいは50年後のまちなみの姿です。本当にマンションはバブル期の土地狂乱の副産物なのか、高齢化社会にどうしたら戸建て住宅を維持するのか、といったことまで含めて、未来を作る、という実感が地区計画からは感じられるのです。 郊外の風景を作り出している既存集落が郊外大形店舗によって破壊されつつある、という光景にもあちこちで突き当たりますが、そうした郊外の姿を描く時にも地区計画は使えそうな気がします。この「未来の匂いがする」というのが地区計画にはまってしまう理由でしょうか。 (2005.4.15) 参考書
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