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目次 はじめに 監修の言葉 1.海の東海道と静岡県 2.千石船 3.江戸時代の港湾施設 4.伊豆の湊 5.駿河の湊 6.遠江の湊 調査を終えて
4-1.網代 4-2.川奈 4-3.稲取 4-4.下田 4-5.南伊豆 4-6.松崎 4-7.土肥 4-8.戸田 4-5-1.はじめに 4-5-2.南伊豆町の概要 4-5-3.手石 4-5-4.小稲 4-5-5.長津呂 4-5-6.妻良・小浦
1.所在・地形 2.沿革 3.妻良・子浦のまちなみの様子 4.妻良の景観資源 5.子浦の景観資源 6.妻良・子浦の問題点と課題
7.妻良・子浦の望ましいまちなみ 8.妻良・子浦の活性化への施策 9.おわりに
9. おわりに
調査を終えて

今回の調査では、3回の「考える会」の開催と、別に石廊崎、妻良、子浦の現地調査とヒアリングを行った。 同じ南伊豆町内ではあるが、石廊崎と妻良・子浦は、歴史上の風待港の性格も違っていたし、今日の状況もかなり異なっている。 妻良、子浦でも同じ湾に面していながら、性格を異にする部分もあるが、昔から利害関係や交流も深く、 報告書の中では石廊崎の長津呂と妻良、子浦地区の二つに大きく分けた。南伊豆町にはこの3港の他にも、 たくさんの天然の良港があり、それぞれ独自の歴史と文化を持っている。それだけに重点的に絞った施策が必要ある。 南伊豆町は国立公園第1種特別地域にあり、法的規制の強化など、他地域の様に平凡な近代化、高度化の困難な地域であるが、 それだけに守られた自然が他地域では得られない資産としてある。 この地域の恵まれた自然こそは、南伊豆が来訪者に提供できる最良のものであるが、これに歴史的要素を加えることで一層豊かな将来像を描くことが出来よう。

考える会の継続

今回の「考える会」は三地区の合同で行われたが、今後は各地区ごとに継続されることを期待したい。 すでに石廊崎地区では具体的な振興策が提案されているし、妻良地区でも養浜計画があるという。 この「考える会」をきっかけに、地域の意識を高められ、長く続けられることにより、必ず成果が上がるものと考える。 最後に「考える会」にご協力いただゞいた、地元の方々、行政関係の方々に、心よりお礼を申し上げる。

10. 資料
「考える会」の構成
南伊豆町石廊崎区長鈴木 郁央
南伊豆町東子浦区長杉原 長雄
南伊豆町西子浦区長小川 治哉
南伊豆町妻良区長清田  満
南伊豆町漁業共同組合長小泉 昭一
学識経験者関   肇
学識経験者山本 兼男
学識経験者鈴木 善一
南伊豆町建設課長飯田千加夫
南伊豆町総務課主幹高橋 一成
南伊豆町教育委員会主幹谷   正
静岡県下田土木事務所建築住宅課長荻田 英之
静岡県建築士会賀茂支部土屋  亨

静岡県建築課調整係主幹鈴木 一敏
静岡県下田土木事務所建築住宅課主任 石田 康人
南伊豆町建設課主幹小島 徳三
南伊豆町建設課主任山本 信三
「考える会」の開催
第1回 平成4年10月29日(南伊豆郷土館)
第2回平成4年12月10日(  同上  )
第3回 平成5年 1月26日(  同上  )
参考図書
  • 南伊豆町平成4年度町勢要覧
  • 南伊豆町町勢要覧「町制施行35周年記念誌」
  • 妻良風土記 村田 徳平 著
  • ふるさと子浦 第一集 子浦研究会
  • 南史 南伊豆町 南史会
  • 日和山紀行
  • 名勝伊豆西海岸保存管理計画書
  • 南伊豆町石廊崎観光振興に於ける拠点整備等に関する構想調査報告書
  • 妻良・子浦 各観光協会のパンフレット
事務局
社団法人静岡県建築士会
歴史調査特別委員会
委員長真鍋 秀男
副委員長大沢  稔執筆総括
副委員長山崎喜久三事務総括
委員千野慎一郎東部担当
委員古山恵一郎中西部担当
委員勝村  誠南伊豆担当
委員杉本 政夫西伊豆担当
委員矢部 忠司榛原担当
委員佐々木静雄中遠担当
賀茂支部長 平山 勝保
会員中村 哲也
会員萩原 秀生
会員中村八永子
会員宮川 大介
会員斎藤
会員佐々木豊治